暇人のぼやき

四十路を越えた廃ゲーマーの徒然日記。

一年の締めくくりがこれってのも……

2019-12-31 23:14:17 | その他趣味
大晦日、デース!
一年の締めくくり、いかがお過ごしでしょうか?

こちとら大掃除だの正月用の買い出しだの、料理だの、絶賛奮闘中でした。
一段落。後はまったり帝国劇場へ~♪



まぁ、そんな中でも無事にサクラ大戦をクリア。
年内のゲームは年内のうちに。
もう、事前にレビューしちゃったからね、あまり言わないけど。
おそらく2作目以降を見越してのこのエンドだったんだろうけど、まず出せるか分からん2作目を見越すより、今作で全力を振り絞ってから次回作は考えた方がよかったのでは?

バンダイのプラモじゃねぇんだ。金型流用を踏まえつつキット開発なんてしている場合じゃなかろうて。

ま、そんなわけで、新サクラ大戦はド凡作。
期待値ほどには完成度は高くなかったねー。

とりあえずキャラと遊ぶのは楽しいので、ちまちま遊びます。





さて、そんな中小説版シャイニングを読了。
いやぁ、訳した人のセンスの問題か、ちと違和感はありましたが、その感想でも簡単に。あ、かなりネタバレ的な書き方をするので、その辺はご注意を。まぁ、ネタバレされてても、本筋を読む分には支障のないレベルに留める努力はします。

まず、ネットなどで映画と原作は別物、と書かれていた理由がよく分かりました。
確かに別物だ^^;
原作と言うよりも原案といった方が正しく伝わるのではないかと思うレベル。
映画だとジャックは狂人といった印象だったのだけど、小説版はしっかりとホラーだね。
アル中というか酒乱というか酒癖のせいで心の隙を突かれて操られてしまった人、という体。一種のその人物の弱さが招いた悲劇というか。
映画版ではあまり描ききれなかった“かがやき”についても、原作では当然、入念に描かれているので唐突感がない。映画だとどう見ても予知夢止まりだったものな。
ダニー回りの描写不足、ホテルの中の出来事に対する描写不足もあって映画版はダイジェストですらない別のシナリオの流れにならざるを得なかったのだろう。
長くなったディレクターズカット版でも同じで、原作に詰め込まれていたものを拾いきることは無理だったようだ。
おそらく、全部拾うと4時間ものという、ベンハーとか十戒とか、あんなものに並ぶんじゃねぇかなぁ。だから仕方がなかったのだろう。

でも、原作を描き切れていないからといって、シャイニングの映画そのものがダメかというと、そうでもない。
あらかじめ原作を読んで見たとしても、別物、別の流れと把握してみれば十分に作品としての完成度は高い。

ただ、原作との繋がりを意識すると、はて、このシーンの必然性はあったかいの?と思う部分は多々出てくるかも。
映画ではホテルのキーパーソン的に出てくる双子とか、エレベーターから溢れる血の奔流とか。
まぁ、血の奔流については不気味さ、これから起きる惨劇の象徴としての役割もあるだろうからある程度理解は出来るか。

まぁ、つらつらと書いてきたけど、映画との違いはあれど、どちらも楽しめたよ。
確か続編はドクタースリープだっけ?あっちも読んでみようかな。

1つ、翻訳者がワーゲンの「ビートル」をそのままカブトムシと訳していたのはどうかと思った。こういう俗称ってのは色々幅広く翻訳者ってのは仕入れてねぇといけねぇんだなぁと思ったよ。自分の趣味だけではなく、あらゆる方面に食指を伸ばさなければならないってのは大変だよ。でも、そうでないと翻訳したときに情景が変わっちゃうからね。ああいう場合は潔くビートルではなく「ワーゲン」と書いてしまうのも一つの手か。……いや、そもそもビートルを知らないわけだからワーゲンと訳すことすら出来ないか……。



というわけで、一年の締めくくりはシャイニングで終わりました。
ホラーですね。

それでは、よいお年を。
ほら、背後に斧を持った男が近づいているぜ、ダニィィィ?
コメント
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