エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

都民の日は生き物と共生する

2010年10月01日 | 日記
10月1日は東京都民の日である。
従って、都の運営する施設は基本無料。



上野動物園も無料公開である。

孫を連れて上野動物園に出かけたのである。
かつてパンダ見学に出かけた娘たちとの日々が想起されるのであった。



まず動物慰霊碑に敬意を表した。
「動物よ安らかに」と刻印されている。

生きとし生けるものとの共生こそ、いま求められるのである。
環境の復元、文明の在り方が問われているのである。



作りものではない、ありのままの色彩が透徹した呼吸を許すのである。



いつも歩き続ける。
生命の力が問われる生き様なのである。



この安らかな休息を妨げてはならないのである。
自然の摂理のままに生きているのが彼らなのである。

縄文前期、狩りで生きていた人々はこうした自然の摂理に基づく穏やかな休息を貪ったのに違いないのである。

羨ましい眠りである。



不忍池の蓮葉が水を隠している。
今日は都民の日なのである。

都民の日(とみんのひ)とは、東京都が1952年に制定した記念日のひとつで、毎年10月1日にあたるのである。





にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村
                     荒野人

雨にたたずむヒガンバナもあり

2010年10月01日 | 日記
愛車を飛ばした。
幸手市の権現堂堤である。



雨の権現堂公園だ。

権現堂といえば春の“桜と菜の花”で有名だけれど、梅雨の季節には紫陽花、初秋には曼珠沙華(彼岸花)なども楽しめるのである。
また、2年前からは水仙ロードを公開している。



60万個の球根が花開く景色である。



日高の巾着田と並ぶヒガンバナの名所となっている。
球根を植え付け初めて10年だそうである。



従って、まだまだ自然な感じではないけれど徐々に風景となって行くだろうと予想させるのである。



上手い具合にシロバナヒガンバナを点在させているのである。
この景色は結構良い感じである。



ヒガンバナを見て歩いていると、ちょうど中間地点にお休み処がある。
「峠の茶屋」と名付けているのも愛嬌である。



ここ権現堂堤の横を、権現堂川が流れている。
暴れ河川としても恐れられ、宝永元年(1704年)に、はじめて権現堂堤が切れてより、幾度も決壊をした歴史を持っている堤なのである



その被害は遠く江戸にまでおよび、大江戸八百八町の半ばは水浸しになると言われ江戸を守る堤として大切に管理されてきたのである。

そんなベクトルでここを散策するのも一興である。



だがしかし、そんな歴史とは無縁であるかのようにヒガンバナは咲き、人々は歓声を挙げるのである。

それで良いのである。

雨に打たれるヒガンバナはいっそう哀れを誘うのである。




にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村
                     荒野人