エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

丹波山村にある「のめっこい湯」はツルツルだ!

2010年10月22日 | ドライブ
奥多摩湖から山梨県の塩山に抜ける青梅街道を進む。
途中の渓谷は、深く緑に覆われた名所のてんこ盛りである。

塩山に出る直前に菩薩湯という天然温泉施設もあるけれど、お薦めはその手前「道の駅・たばやま」にある「のめこい湯」である。



丹波山温泉「のめこい湯」である。
「のめこい」は丹波山の方言で「つるつる」「すべすべ」という褒め言葉である。

「のめっこい」と発音便(はつおんびん)する。
「のめ」は「ぬる」の音便で「こい」は「ぽい」の音便である。
だから「ぬるっぽい」の音便形であると思われるのである。

道の駅の建屋(たてや)のある場所から、つり橋で川を渡り湯場(ゆば)に行くのである。



なかなか風情のあるたたずまいである。



橋の手前で「あけび」が収穫される事も無く熟れきっている棚があった。



誰も欲しがらないのであろうか?
こうして熟れきってしまった果実は寂しい。



ここが湯場の建屋である。



かえでが赤く変色している。



湯場から見たつり橋の手前の景色である。



風呂上がりのお休み処の中庭である。
一息ついて、道の駅の食堂で「マロン・ソフト」をいただいたのである。



柔らか目で庫裏の香りが際立っている。
火照った身体に沁み込んでいった。

この湯は、入ると肌が「すべすべ」する。
気持ちが良い酸性の湯である。



近くの田んぼで「そば」が刈り取られ
天日干しされていた。

街道沿いには蕎麦屋が多いのである。

塩山を抜け、勝沼から中央高速に載るのであるけれど、勝沼の夜景を少しばかりの寄り道で堪能できる。



宝石箱を覆したような光である。
この夜景を眺めると、今日の風呂と言い紅葉の走りの色彩と言い、得をした気分になるのである。






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                     荒野人