エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ワグナー

2013年10月10日 | ポエム
昨日、黄昏をテーマにしたブログを書いた。
時間が無く、貼り付けられなかったけれど、今日改めてワグナーを聴いて頂こう。


ワグナー



ワグナーを聴くと、勇気が鼓舞される。
ワグナーの音楽は、金管楽器を見事に使いこなす。

従って、勇気凛凛となるのだと思う。



さて今日は、少しだけワグナーに触れる。


ワグナー



ウイーン・フィルをカール・ベームが振っている。
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の前奏曲である。

ワグナーは恋多き人であった。
その事が彼の創作意欲を刺激したであろうことは、想像に難くない。



最初の妻「ミンナ」である。



不倫関係にあった女性である。
チューリヒ時代(1849年 - 1858年)のパトロン、オットー・ヴェーゼンドンクの妻マティルデ・ヴェーゼンドンクとの不倫関係である。



妻のコジマ・ワグナーである。
コジマは、ピアノの魔術師・リストの娘であって、著名な指揮者ハンス・フォン・ビューローの妻であった。
ワグナーは終生、彼女に合いを捧げた・・・。

1867年2月7日に完成した「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の作曲スケッチの末尾には、「聖リヒャルトの日に/とくにコジマのために/作成」と記入されている。






「秋夕焼うなじの白き人を恋う」



ワグナーの人を愛するあまりの奔放に、驚く。


        荒 野人