エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

奄美からの便り・・・2

2013年10月23日 | ポエム
奄美は、珊瑚礁に囲まれた島である。
浜は、珊瑚の欠片で満ちている。



珊瑚の欠片を拾い、綺麗な貝殻を見つけて歩いた。
その行為は飽きる事が無く続けられる。

奄美は美しい島である。
ただし・・・台風が来なければの話である。







「彼方より珊瑚の欠片秋の海」







海の彼方で白く輝く波頭は、珊瑚礁である。
奄美の浜には、大きな貝殻は打ち寄せられていない。
多くは、珊瑚の欠片である。



明日は「土盛海岸(ともりかいがん)」を紹介する。
上の写真は、その海岸の端っこである。
岩が海にアクセントを与え、不思議な雰囲気の海岸である。



珊瑚の欠片は、肌に当てると身体中が海色に染まっていく。
その事が、奄美の海の特徴である。

かつて貝殻を耳に当てて、潮騒を聴いた詩人がいた。
奄美の詩人は、珊瑚の欠片で海色に染まる。



      荒 野人