しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <安息を与える>

2024-11-16 | 2テサロニケ
「神にとって正しいこととは、あなたがたを苦しめる者には、報いとして苦しみを与え、苦しめられているあなたがたには、私たちとともに、報いとして安息を与えることです。このことは、主イエスが、燃える炎の中に、力ある御使いたちとともに天から現れるときに起こります。」(Ⅱテサロニケ1:6,7新改訳)

パウロの宣教により福音を信じたテサロニケの人々は、ユダヤ教徒や同族(ギリシア人)からはげしい迫害を受け、苦難(くなん)の中におかれていた。▼Ⅱテサロニケ書は、使徒がいたたまれない気持ちから愛の励ましを与えるため書き送った書である。また、苦難の中で再臨信仰に燃えながら生きていた信徒たちに、正しい教理と実際の生活がどうあるべきかを教えるために記された書でもある。▼主イエスは、不信仰者たちがキリスト教会を思いのままに迫害するのをだまって見ているお方ではない。やがて栄光のうちにふたたび来られるとき、恐るべき力と聖なる怒りをもって復讐(ふくしゅう)とさばきをくだすであろう。さらにご来臨を待ち望んでいるあなたたちには、なぐさめと安息を報いとしてお与えになる。その日は確実に近づいているのだから、互いに励まし合い、愛のうちに固く歩みなさい、とパウロは勧めてやまないのである。▼「また私は、天が開かれているのを見た。すると見よ、白い馬がいた。それに乗っている方は『確かで真実な方』と呼ばれ、義をもってさばき、戦いをされる。その目は燃える炎のようであり、その頭には多くの王冠があり、ご自分のほかはだれも知らない名が記されていた。その方は血に染まった衣をまとい、その名は『神のことば』と呼ばれていた。」(黙示録19:11~13同)