会社の成長を維持しながらも、事業承継についても準備しなければならない経営者は大変です。
おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
成人の日に例えるわけではありませんが、後継者が独り立ちできるよう、事業承継の準備を進めていらっしゃるでしょうか。
先日の日経MJに次のような記事がありました。
「世界でユニクロ年300店」
・「現状の出店数では不足だ。ユニクロだけで年300店はださないと、インディテックスやH&Mを上回る成長はできないので、欧米でも本格的に店を出す。
→ ~~~3年後、会長に専念する方針を示しているが、今後の経営体制は?
・「このほど~~~5人の上席執行役員で経営執行チームを設けた。会長職に専念するための第1陣だ」
→ 昨年、長男を社内に迎えている。後継者にする考えは?
・「それはない。経営者にはしないが、大株主として将来は取締役会の一員に加えてもらいたい。事業内容を知らない人が入るわけにはいかないので勉強させている」
(引用:2011/01/07 日経MJより)
とのことです。
長男を後継者にする考えは?と聞かれて、即座に「それはない」と決定しているかのように言わなくてもとは思いますが、これだけの上場企業ですから世襲など考えず、優秀な後継者候補はいくらでもいるでしょうし、外部からの招聘だって可能でしょう。
「将来は大株主として~一員に」というあたりが親心といったところでしょうか。
現経営者も大変ですが、これだけの企業になって、さらに海外にもどんどん出店して海外企業を超える成長を目指しているところで、後を継がされる後継者もまた大変です。
私もずっと以前は、後継者の一人だったわけですが、結局は自分の力不足を痛感することとなっております。
私事ながら、先日オヤジと話をしていた時のことです。ぼそっとこう言っていました。
「今になって思うが、もっとこぢんまりとした会社にすべきだった。会社を大きくして後を継がせようなどと考えない方が良かったかもしれない。会社は跡を継いだ者が身の丈に応じて大きくしていけば良いこと。創業者は跡継ぎや人を教育し、育てることに全力を尽くした方が良い」
私自身の力不足を再度反省し、大企業とは違う、中小企業の事業承継の課題について改めて考えさせられた一言でした。
さあ、中小企業経営者の皆様も、事業承継へ向けて人を育てていらっしゃいますか。
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経済産業大臣登録 中小企業診断士
NPO法人金融検定協会認定 ターンアラウンドマネージャー
藤田雅三