カイゼンには当事者意識がポイントのようです。
おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経産業新聞に次のような記事がありました。
「当事者意識 人材も育つ」
・動力伝導用装置の椿本チエインが設備の稼働停止ゼロを目指す活動を広げている。
・大規模投資をせず増産を達成。一定期間内の不良品と設備停止ゼロを目指す「ダントツ活動」の成果だ。
(引用:2011/01/18 日経産業新聞より)
とのことです。
もともと取引先のトヨタの助言を得てカイゼンを進めたそうで、さすがのトヨタです。
生産ラインごとに「朝市」「昼市」「夕市」といった話し合いの場を設けて、不良品が出た原因を分析して解決策を探るのだそう。
1日3回もの話し合いの場というのは、問題解決を先延ばしにしないためのようです。
また、話し合いには製造部門だけでなく、品質保証部門なども参加して、部門横断で全員に当事者意識を持たせるとのことです。
そういえば、最近見たフジテレビのドラマ
CONTROL〜犯罪心理捜査〜 で、集団心理のSocai inpact theory(責任分散)なんて言っていましたね。大勢いると誰かがやるだろうっていうやつです(オィオィTVばっかり見てるな(汗;
また、ヒューマンエラーの軽減などに取り組む上で、よくダブルチェックというのがありますが、これが3人になってトリプルチェックだと一層効果があるかといえばそうでもないとのこと。人数が増えれば、いわゆる「社会的手抜き」や「傍観者効果」というのが起こるというわけです。
しかしながら、この企業では他部門の人間まで巻き込みながら、うまく当事者意識を持たせているようです。
大勢いれば責任分散、少人数なら外野は我関せず。
そうならないようにうまくバランスをしながらも、ようは、何事も全員が当事者意識を持たないと、だめだということなのでしょう。
さあ、あなたのビジネスでも、当事者意識を作り出す仕掛けをなにか始めてみませんか。
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経済産業大臣登録 中小企業診断士
NPO法人金融検定協会認定 ターンアラウンドマネージャー
藤田雅三