売場の作業効率化をしていますか。
おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経MJに次のような記事がありました。
「眼鏡店”カイゼン”に磨き」
・不況の眼鏡業界でジェイアイエヌ(JIN)の快進撃が続いている。
・08年8月期は1億円の最終赤字に転落した。急回復を果たした一つの要因は在庫や作業のムダを絞り込むカイゼンの繰り返しにある。
・まず6万本の在庫を精査し、死に筋商品を排除。売れた分だけ自動発注するシステムを構築し、数値管理を徹底すると共に店長の作業負担を減らした。
・専門職「スピードマスター」を設け、全作業を見直した。スピードマスターはストップウオッチを持参して各店を見回り、時間のかかる作業の解決策を提案する。
・「店舗オペレーション改革室」を設け180ある店内業務を3分の1に削減する目標を定めた。180は眼鏡店では一般的な作業数だが、通常の小売業は60程度といわれるからだ。
・日報の廃止や、来店客が提出した3枚綴りの受付票のはんこを押す箇所を1枚目にまとめるなど作業の見直しはきめ細かい。
・月に約3700時間かかっていた接客以外の作業を2400時間に短縮できると試算する。
(引用:2011/01/12 日経MJより)
とのことです。
カイゼンの結果は、数字できちんと把握されているようで、例えば昨年8月時点で在庫回転率は年間約35回転と、3年前の約3倍に改善したとのこと。
今後は発注業務や販売面でのCS向上の改革をしていくそうです。
時間のかかる作業のカイゼンも地道に行われているようです。
「顧客に聞かれて1分以内で在庫を確認できるか」
↓
できていない
↓
「在庫の配置に問題がないか」
「棚の構造を変えた方がいいか」
などと話し合って問題点をつぶしていくとのこと。
カイゼンに終わりはありませんので、こうした活動がきちんと根付いて繰り返されていく習慣や仕組みができていくことが大切ですね。
製造業などと比べて、小売やサービス業のカイゼンってなかなか意識がむかないものです。
普段行っている作業や仕事のやり方が当たり前だと思っていると、新しい発想が浮かびません。
今のやり方を疑ってみて、どうすればもっと効率的になるのか、常に見直してみる目が必要ですね。
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経済産業大臣登録 中小企業診断士
NPO法人金融検定協会認定 ターンアラウンドマネージャー
藤田雅三