中小企業診断士 藤田雅三 ブログ

~コンサルティングblog~ざっくばらんにいろいろ書きます。

リーダーシップのあり方

2011年01月24日 06時55分58秒 | 人事・組織

「粘り強い対話」と「自己犠牲の心」だそうです。

おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。

先日の日経産業新聞に次のような記事がありました。

「社員に仕えるリーダーに」
・カリスマ型を専制君主のような強大な権限をもとに組織を力で引っ張るタイプと定義すれば、サーバント・リーダーシップは従業員に「仕える」「奉仕する」タイプである。
・高度成長期のように右肩上がりの成長が確実で~~~しかし、現在のように~~~将来予測が難しい状況では、カリスマ型のようにリーダー一人の力で成功方程式を作ることは難しい。むしろメンバーの力を引き出し、活用することが求められる。

『サーバント・リーダーシップの10の特性』
1.傾聴
相手が望んでいることをしっかり聞き、どうすれば役に立てるかを考える。
2.共感
相手の立場になって相手の気持ちを理解する。
3.癒し
相手の心を無傷の状態にし、本来の力を取り戻させる。
4.気づき
鋭敏な知覚により、物事をありのままにみる。
5.説得
権限で服従を強要するのではなく、相手に納得させる。
6.概念化
大きな夢やコンセプトを持ち、それを相手に伝えることができる。
7.先見力
現在と過去の出来事を照らし合わせ、そこから将来を予想できる。
8.執事役
自分の利益よりも相手の利益を考えて行動できる。
9.人々の成長への関与
仲間の成長を則すことに深くコミットしている。
10.コミュニティーづくり
愛情で満ちていて、人々が大きく成長できるコミュニティーを創り出す。
(引用:2011/01/20 日経産業新聞より)

とのことです。
奉仕するリーダーシップ、自己犠牲の心・・・うーん難しい。
リーダーシップをとっていかなければならない人は大変ですね。

「おれについてこい!」っていうリーダーシップは個人的には嫌いではないのですが、不確実性要素の強い、変化の激しい現代に於いてはなかなか難しいようです。

神戸大学の金井尋宏教授がうまく例をあげられているとのことで、”自分の子供が目の前にいれば何かしてあげたいと思う。同時にそれだけでなく、ここは自分が引っ張って行かなくてはならない”という想いがこのリーダーシップを言い表しているようです。

なるほど、そういった感情であれば、けっして特別なことではなく、誰にでもそういった資質はあるようにも思います。
となれば、誰でもがんばれば良きリーダーになれる可能性もありますね。

上記のような特性を参考に、普段少し意識してみるところからはじめて見るのも良いかもしれませんね。 

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