Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

泣かない女はいない

2009年11月10日 14時11分29秒 | ベリーの感想文(本・映画)
泣かない女はいない (河出文庫)
長嶋 有
河出書房新社

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天気     朝は昼前から


長嶋有 著 : 泣かない女はいない
を、読みました。


郊外の物流会社に就職が決まった主人公。
優しく憎めない社長と、のどかな社員達。
同僚と仲良くやりながらも、自分の世界で生きている
主人公の女性がとても印象的です。
真夏の暑い公園。社屋の屋上から見た田園風景。
工事中の囲いに落書きされた、キンニクマンの絵。
一見大人しい主人公は、鋭い感性で日々の生活を
凝視して、したたかに生きています。
そんな彼女が、ほのかに感じる恋心の絶妙さを、
見事に描いた作品。


私の一番好きな作家、角田光代が絶賛した作品ということで、
読んでみました。始めましての作家さんでしたが、超ナイスっ!!
新たな作家との出会いがあって、よかったです






紅葉(もみじ)神社

2009年11月09日 15時50分59秒 | きょうのベリー♪ (日記)

天気       今日は暑いっ!!のち




先週木曜日に行った、高取の紅葉神社。
社に続く石段の両方を、紅葉の木に囲まれて
その名の通り、紅葉神社なわけですが・・・・。


まだ早すぎて、真っ青な紅葉(笑)
それはそれできれいなわけですが、紅葉的には全くのゼロでした。










この辺は、思いっきり平地だから、紅葉は12月に入ってからかな?

又出直すことにしま~す。
お参りをさせていただいて、帰ってきました






フルーツモンブラン

2009年11月08日 15時05分39秒 | きょうのベリー♪ (日記)
天気         おうちでの~んびりのち



近所のマイナーなスーパーで、「・・・ん???」と思うもの発見。
九州の人にはおなじみの、竹下製菓のアイス ブラックモンブランならぬ
フルーツモンブラン!!!



佐賀に会社を構える竹下製菓が、アンケート調査によって開発した
フルーツオレ味のアイスだそうです。
知らない方に、ちょっと説明ですけど。本来定番商品なのは
ブラックモンブランといって、チョココーティングのアイスなんです。







なんと、ブラックとフルーツどちらもお取り寄せができるようで

故郷を遠く離れた人にも、懐かしのアイスの味をお楽しみいただけるみたいです。
   ← こちらからどーぞ







TOUR1989

2009年11月07日 12時21分32秒 | ベリーの感想文(本・映画)
ツアー1989
中島 京子
集英社

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天気       天気よいからみんな行楽?



中島京子 著 : ツアー1989
を、読みました。


ある日凪子に届いた一通の手紙。
それは、15年前に書かれた手紙で、まだ結婚前の
彼女に宛てた、香港からの手紙でした。
全く記憶にない若い男からの手紙は、凪子の起伏のない
生活に小さな波紋を作ります。
この物語は、15年前のある香港旅行が鍵になっていて
そのツアーに参加した、添乗員、サラリーマン、大学生。
彼らのその後の足取りを、たまたま手紙を届けることになってしまった
アルバイトの男が、探し出しその手紙の始まりを探ります。
そこで登場する、吉田超人。
一つの旅行を通して、そこにかかわった人々をミステリアスに描く小説です。





闇の梯子

2009年11月06日 12時07分21秒 | ベリーの感想文(本・映画)
文学2009

講談社

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天気       気温27度に逆戻り


角田光代 著 : 闇の梯子
を、読みました。


日本文藝家協会が選んだ、20篇の小説の一つです。

角田光代の短編は、ある夫婦の物語。
時代背景は、今よりもっと昔の日本のようで、
道路がまだ駅前くらいしか、舗装されていなかったくらい昔。
駅から離れた、寺の隣にぽつんとある一軒家に
ひと組の夫婦が引っ越してきます。
家賃が安く、広い平屋を借りることが出来て
ご満悦の夫でしたが、次第に様子がおかしくなる妻や
押し入れに作られた、不気味な梯子の存在など、
ただならぬものを、感じ始めます。


この物語は、間接的なイメージで、恐怖を感じる日本の怪談
のようでもあり、また奇妙な現象が次々におこる
ホラー映画のようでもあり、どちらにしてもこんな作品も
書くんだな。と、作者の違った一面を感じました。


やっぱり人って、なんだか意味不明のものが一番怖いと
感じるものなんだろうなと、思いました。