今日もどんよりとした曇り空、すっきりと梅雨明けになるのはいつなんだろう?
さて、この田んぼでオオアオイトトンボの羽化直後の個体を5頭見つけました。
付近には池・沼はありません。
間違いなく、この田んぼで羽化したものでしょう。
オス
通常、このトンボは樹木に囲まれた池や沼が生息域です。
晩秋、水面に張り出した木の枝に産み落とされた卵は春になると孵化し、水中に入ります。
ヤゴの期間は2~3ヶ月、羽化後、未熟個体は藪のような鬱蒼としたところで過ごし、秋になると成熟した個体は水辺に戻って繁殖活動をします。
オス
この田んぼでは2005年、2006年の秋に成熟個体を確認していますので、継続して発生しているものと思います。
そこで疑問となるのが成熟後~産卵の習性です。
ここは田んぼですから秋には水はありません。
なぜ、そんな場所へ戻って来るのかが疑問のひとつ。
ふたつ目は産卵行為の疑問、メスはなぜ、水のない場所に産卵をするのでしょうか。
う~ん・・・?
メス
ここの場合に限ってですが、アキアカネ・ナツアカネ・カトリヤンマらのライフサイクルとほぼ同じですね。
オオアオイトトンボ 2007年7月23日 神奈川県