トンボみっけ+

気になるムシを写しては適当につぶやいてます。(掲載した記事・写真等の無断複写・転載を禁じます。)

奇なるツーショット(詳報)

2008-11-19 23:38:19 | トンボ

 

水辺でヒメアカネを写していたら、足元から緑色に輝くトンボが飛び出てきた。 

すぐにはとまらず、周辺をゆったり飛び回っている。

「オオアオイト? でも、かなり粉がふいているぞ?」 

「アオイト? ここにはいないし、飛び方も違う?」 

「えっ? 何?」 と追いかけながら考えるが、

「まさか、カワ・・・?」 と思い始めたとたん、鼓動が高まるのを感じた。

やがて、トンボはとまり、寄ってじっくり見ると、やはりまさかのニホンカワトンボ(成熟オス)。 

鼓動はMAXとなり、ただ遮二無二写す。 

今起こっていることを考える余裕はない。

Nihonkawatonbo_2211

 

カワトンボは春を代表するトンボ。 

3月下旬から現れ、5月にピークを迎え、7月には姿を消す。 

例外的に湧水域では秋まで見れる場所もあるというが、ここは環境が違う

(ここから200mほどのところに湧水が小さく短い流れをつくっている場所がある。 そこでは春にニホンカワトンボが発生しており、この個体もそこで発生した可能性があるのではと思い始めている。 2009年9月19日追記) 

そんなトンボを晩秋に見ようとは思ってもいなかった。

Nihonkawatonbo_2247  

Nihonkawatonbo_2253

 

やがて、楽しもうと思う気持ちが出てきた。 

せっかくなので、秋を感じるものを背景にと写したのがこれ。 

初めて秋っぽさを出せたと思う。(笑)

Nihonkawatonbo_2212

 

でも、極めつけはアキアカネのオスとのツーショット。 

未熟なアキアカネとの組み合わせは有り得るが、成熟した個体とのそれはなかなかお目にかかれないと思う。 

いい記念になった。

Kawatoaki_2300

念のため、県立生命の星・地球博物館へ報告。 

すると、ここでは昨年も発生例があったとのこと。 

単に発生がずれたケースが2年続いたのか、それとも・・・。 

興味が尽きませんね。

 

2008年11月18日 神奈川県  


充分なんですが

2008-11-19 12:18:09 | トンボ

 

ハグロトンボが遅くまで見られる川へ行ってみた。

小一時間かけて探して、見つけたのはオス1頭のみ。 

遅くまで残る個体が、年々少なくなってきている気がする。

Hagurotonbo_1874

 

この日(18日)は日差しが暖かく感じられ、このトンボも元気に飛び回っていたが、19日から20日にかけて真冬並みの寒波が来るとの予報。

Hagurotonbo_1909

 

次にここに来れるのは月末。 

それまで持ちこたえてくれるだろうか。

Hagurotonbo_1888

 

ハグロトンボ 2008年11月18日 神奈川県