マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

レジ袋の有料化 ユニクロとGUも4月から開始

2020-02-19 | 日々の暮らし
ファストファッションであるユニクロとGUは、4月からレジ袋(買い物袋)を有料化するそうです。
大小問わず、1枚10円。
少し高いような気もしますが、スーパーなどの袋よりも厚みがあるし、ロゴも入っているので、妥当な金額なのかな?
それとも、マイバッグ持参を定着させるために、少々高めに設定したのかも。

今回は、レジ袋の有料化とマイバッグについて、私が考えていることなど綴ってみたいと思います。

レジ袋有料に賛成する理由
私は、以前からレジ袋の有料化には賛成していて、当ブログでも何度か取り上げています。
賛成する理由は、環境問題に積極的に取り組んでいるわけではなく、自分の家にレジ袋が溜まっていくのが嫌だから。

まあ、溜まる前に廃棄すればいいだけのことなのですが、我が家にはうんざりするほどのレジ袋が、あちこちの引き出しに詰め込まれていて、私が不要品を処分しているときも、何故こんなところにレジ袋が!?ということが何度もあました。
母が、溜め込んでいたモノです。
母曰く、ごみ袋は毎日使う、何枚あっても足りないから、(レジ袋を)再利用して使う、ということでした。
が!使い切れてないじゃん、余ってるどころか、溢れだしてるじゃん、といつも思っている私がいました(苦笑)

考えてもみてください。
いくつもの引き出しや収納が、レジ袋でパンパンになっている状況を。
その引き出しに、他のモノが入れられないから、違うモノが溢れて、新たな収納を買う羽目になっていたのではないのか、と、当時母に強く言えたら、どんなに良かったか(苦笑)

そんなこともあり、私が家事をするようになってからは、引き出し1つ分に、レジ袋やポリ袋(スーパーのサッカー台に設置してあるモノ)と、新品のポリ袋(食品の保存用)を入れて、そこから溢れないように、数量管理をしています。

マイバッグを使い始めたきっかけ
まだ、レジ袋についての環境破壊問題が注目される前ですが、マイバッグが少しづつ定着し始めたころから、自分でもマイバッグを持つようになりました。
というのも、ブームって怖いと思ったのですが、景品や、知人からのプレゼントが、マイバッグばかりだった時期があるんです(笑)
環境問題への取り組みという本質からは外れて、マイバッグがブームだからみんな欲しがっているはず、という認識だったのかもしれませんが、正直、マイバッグが家に増えてウンザリしていた時期があります(苦笑)
そのたくさんのマイバッグの中に、非常に使いやすいマイバッグがありました。
スーパーのレジ袋よりも、そちらの方が使いやすかったし、たくさん入れることができたので愛用していたのですが、3年ぐらい前に破けてしまい、仕方なく廃棄して、家に溢れていたマイバッグの中から、一番マシなモノを選んで(笑)現在に至ります。

使い始めた当初は、マイバッグを持ち歩く人はほとんどいなくて、マイバッグに買ったモノを入れていると、ジロジロ見られたりしていました。
マイバッグ持参での買い物が、珍しかったようです。
ただ、海外では、環境問題云々言う前から、レジ袋が有料だったり、そもそもレジ袋が用意されていない店舗もあったりしましたから(プレゼント用のラッピングは別)、私自身は、マイバッグってかっこいい、という外国かぶれな考え方をしていました(笑)

そんな感じで、マイバッグ歴はまあまあ長い方なので、レジ袋が有料になっても、私個人の生活には、何の影響もありません。
むしろ、ユニクロとGUのレジ袋有料化は、遅い感じすらありますので、アパレル系ショップもどんどんレジ袋の有料化をしたらいいと思っています。

ファッション化するマイバッグは疑問
ファッション系雑誌では、トートバッグが人気のようで、毎月必ずどこかの雑誌の付録がトートバッグやショッピングバッグですよね。
そして、ショップで買い物をすると、ノベルティとしてブランドロゴを入れた、オリジナルトートをくれたりします。
お気に入りのブランドであれば、ロゴが入ったトートバッグもうれしいかもしれませんが、たまたま買い物をしたときに、ノベルティ配布期間だった場合、私は少し残念な気持ちになります。

そもそも、レジ袋が溜まっていくのが嫌だったから、マイバッグ持参にシフトしたのに、今度はどこの店でもマイバッグになりそうなトートや手提げバッグをノベルティとして配り始めたら、結局素材が違うだけで、レジ袋が溜まる現象と一緒です。
しかも、多くのアパレル系ショップでは、いまだにレジ袋が無料ですから、レジ袋は増えるわ、トートバッグは増えるわで、どちらも増えてしまうことになります。

まあ、ノベルティの受取を拒否すればいいだけのことなので、私は受け取らないようにしていますが、実を言うとショップ側は、ノベルティを早めに捌いてしまいたいんですよね。
全部が全部とは言いませんが、ノベルティってショップごとの買い取りだったりするので、在庫にしたくないんですね。
だから、断ると結構強めに「本当に要らないのか」みたいな問答があります(苦笑)
もしかしたら、ショップごとの売り上げ成績の評価に使われている可能性もありますね。

お気に入りのブランドが、期間限定でトートバッグのノベルティを配布しているとなると、どうしても手に入れたくなる人は、一定数いらっしゃると思います。
芸能人や有名人が持っていたら、なおさら欲しくなったりするのが、物欲というモノ(笑)
ただ、本気で環境問題に取り組んでいたら、無料配布するノベルティは作ったらいけないと思うのです。
当ショップは、環境問題に取り組んでレジ袋は有料化しますが、ノベルティでトートバッグを配りますよ、では、根本的なところが間違っているような気がします。

日本では、マイバッグ持参がなかなか浸透しなかった背景もあり、無料で配ることでマイバッグ持参派を増やす狙いもあったかもしれませんが、本気で環境問題に取り組むのなら、客足が鈍くなっても、無料のマイバッグは配らない、レジ袋は有料、という姿勢を取るべきだと思います。
雑誌の付録でもそうです。
あれは、スポンサー企業が、わが社の製品は付録ではこのようなクオリティですよ、でもショップではもっと高いクオリティのモノが購入できますよ、という宣伝効果と、雑誌売上増加を狙ったモノです。
でも、雑誌の内容が環境問題だったら、もう苦笑する以外何もできません。
それを記事にするのなら、付録にマイバッグは付けたらいかんでしょ、となります(苦笑)

たしかに、マイバッグは浸透したほうがいいのかもしれませんし、私のようにレジ袋を増やしたくない人間には、必要なモノですが、ただどこもかしこも、無料のノベルティや付録で浸透させるのは、どうも違う気がしてなりません。
日本人は、無料やおまけが大好き(らしい)ですが、それはムダに不要なモノを手に入れているだけのことなので、結局ごみになるだけ。
私の経験では、貰ったモノを最後まで使い切ったことは、ほとんどありません。
何故なら、貰ったモノは私が気に入って手に入れたモノではないから、途中で使い勝手が悪くなるのですよね。
だから、ごみにするしかなくなるのです。

海外では、おまけ文化がない国が多いらしく、日本で買い物した際におまけがつくと驚くらしいです。
余談ですが、海外では無料の品に対しては、疑うべき事例が多いのかもしれません(日本でも変な勧誘に使われますしね)
ですので、おまけは決して必要なモノではないし、ましてや世界的に問題になっている環境問題を考えた上で、何かを無料配布するのは、どう考えても本末転倒です。
こと、マイバッグに関しては、ひとりひとりが意識した結果、マイバッグを購入するという流れにならないと、意味がないような気がします。


レジ袋有料について、私は大賛成派ですが、マイバッグも有料で手に入れるべきモノでなければ、意味がありません。
もし、この先いろいろなブランドがレジ袋(買い物袋)の有料化を始めても、無料でマイバッグを配るのは、やめてほしいなと、個人的に思っています。