数年ぶりに Basic の基本形 「コウン」を作ってみました
「コウン」= cone すなわち 円錐形
身の回りにある「コウン」といえば、すぐに思いつくのはソフトクリームの台になっているアレ😊
また、工事現場などにある 赤い三角コーン
でも、どちらも円錐形を逆さまにした状態ですよね😅
アレンジメントでのコウンは、花器の上に円錐形を乗せた状態に作ります
底辺の面は円形
高さはその円形の半径のほぼ3~4倍に設定します
この比率が見る側としてはバランスが良くみえるように思います😊
この作品では底辺の半径は10センチ
高さは35センチに設定しました
「コウン」はBasicコースの基本形です
見た目はわかりやすく、単純な形
簡単に作れそうに思いますが
私はBasic のレベルとしてはかなり難しい形だと思います
花材の密度、花材の配分、どちらも均等
かつ、両面構成
そして、デザインの先端が細くなるように作る
また、作り始めてみると、意外に花材がたくさん必要なことに気がつく形です
出来上がりを美しく見せるためには一番最初に配置する高さとなる花を
中心点の真上に、花がまっすぐ上を向くように配置することが重要です
真上から見るとこうです
次は底辺の面が円形になるように中心点から半径10センチになるように
底面のアウトラインを作ります
底面のアウトラインの花材は決して下方に下がらないように、中心点から水平に横向きになるように気をつけます
この高さの花である頂点から底辺の花材まで、アウトラインが直線になるように花材をいれていきます
花材を1本入れるたびに、正面からのみではなく、花器を回転させてあらゆる角度から確認することが必要です
アウトラインから花材が飛び出していないかどうか、厳しくチェック!
「絶対出てはいけない!」のです😅
出来上がりを真上からみると~
底辺の円形の形がそのまま出るラウンドのように見えますね(^_^)
基本形のほとんどはこのように密度を均等に、花材配分も均等にして
面や線を作っていきます
難しい😅ですが
このような基本形をきっちり作れる力が、
自分のイメージ通りの自由な形を作る大元になるのです