絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

まだやってました

2007年07月12日 10時06分32秒 | Weblog
ビートたけしの自伝?ドラマ、まだやってました。
それにしても、時が流れて行くにつれて
「生活」が変わっていくのがすごくよくわかるので
面白くて見てしまいました。

戦後のどさくさの時代から
だんだんと、暮らしがこざっぱりしていくにつれて
(それだけ裕福な時代に向かって行ったということなのか)
それまでの境のない近所付き合いから
仕切りのある、きちんとした?ふうの家屋に合う
仕切りのある人間の付き合いに変わっていく様子が
なんかリアルというか
そうやって、人の関係にもきっちり隔たりを作リ始めた
そんな日本人の姿そのもののような気がしました。

おせっかいは干渉になり
確立すべき個人主義のバックボーンもないくせに
やたら「プライバシー」なんて言い出して…
干渉抜きの人付き合いなんて存在しないって、ね。
思いっきり干渉し合い、どろどろになりながらも
なお「覆せない自己」を発見したとき
はじめて「個人」を自覚するでしょう。
「ほっといてくれ」式の自己なんて
単なる甘えに過ぎないぞ~~~
それを勘違いしている人が多すぎるわね。
でも、だからといって時代をまき戻せばいい、っていうことではないです。
日本人の精神史のようなものを理解しないと
短絡的な話になります。

、、、ともろもろ日本人について考えていたら
イチローの記者会見をみてびっくり。
、、、個人を確立したらこんなふうになるのかな?
(そんなことはない)
業績も努力ももちろん立派過ぎるくらいですが。
(長い会見を見た人にはわかる話)
(今日も雨です)