これは知る人ぞ知るアメリカの大物ロックアーティスト、ブルース・スプリングスティーンの代表曲の1つ。原題は「Born to run」この曲を聞くとなぜか思いっきり走り出したくなる。バイクに乗る人が聞くとやや危険かも(笑)まさに暴走したくなる曲だからだ。うなるようなギター。まるでエンジンがどんどん速度を速めていくように曲がうねる。彼はニューヨークの男。高層ビルが立ち並ぶマンハッタンではなく、橋を渡った側にあるブルックリンの似合うロッカー。彼の歌にはいつも社会が反映されている。いろんな事件やできごとが歌に綴られる。彼の人間への愛が唄われる。彼の生きざまが浮き彫りになる。声は決して美声ではない。でも、男っぽいその声は彼の作る歌を表現するには最高のヴォイスだ。私は一度だけ彼のライブを見たことがある。なんと5時間ワンマンライブだ!もちろん間に休憩時間はあったのだが、それを入れると6時間はあった。場所はイギリスのシェフィールドのサッカー場。ケンブリッジから高速バスで3時間ぐらいだったかな。昼の3時頃について、夕方からライブは始まった。そして、ライブは深夜に終わり、またバスで帰ったら朝の4時ぐらいに着いたかな?寮だったので、見つからないようにそっと帰った(笑)とにかく、彼はバンドを引き連れて、イギリスにもアメリカを持ち込んだ。かっこいいの一言だ。それでいてポリシーをちゃんと持っている。あの有名なライブエイドの「we are the world」の歌にももちろん参加してるよ。驚くほど、熱いロッカーだ。もちろん今も健在だ。とにかく一度「明日なき暴走」を聞いてみてほしい。なんか未来が待っていてくれる気がするんだ。
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