書く事は最近おろそかになってしまっていますが、撮る方はなんとかコンスタントにやっています。どちらにしても、もともと映画を作りたかったわけですから、繋がっている作業ではありますよね。
前に書いたSalyuの話をまたしますが、彼女の存在を初めて知ったのは映画『リリィ・シュシュのすべて』という岩井俊二監督の作品でした。そこでそのリリィの役が彼女で当時はもちろんSalyuではなくリリィ・シュシュというその役名と同じシンガーであったわけで、すべてが謎でした。
この映画は実はインターネットの掲示板から生まれた作品なんです。といっても最近ヒットした『電車男』とは異なって、監督が意図して、実験的試みから生まれたもので、たとえばこの私にも掲示板に書き込んで、この映画のストーリーになんらかの形で参加することはできたわけです。でも、当時は見ているだけでしたね。
この岩井監督のHPの掲示板で行われる言葉の交換、それはいろんな人の悩みだったり、激励だったり、反発だったりをストーリーに巻き上げて『リリィ・シュシュのすべて』という映画は生み出されていったわけです。
確かにこの映画は痛い映画です。中学生が主人公で壊れそうなガラスのような時代・・・
でも、その中で流れていく音楽・・・それはSalyuことリリィが歌う「グライド」という曲(たしかアルバム『呼吸』に入っています)。
この時の彼女のイメージは今とはまったく反対のもの。今は明るくて、ボーイッシュでキュートな感じですが、この時は陰があって、美少女で、ロングヘア-で人形のような無表情な女の子のイメージでした。
ゆえに今のSalyuとして出て来るまでにそのイメージをぬぐうのに時間をかなりかけたように思います。
でも、私はどちらも好きなんです。彼女自身の存在が素敵だと思うわけです。
彼女のPVとか見ていると映像監督はきっと彼女を撮るのが楽しいだろうし、いろんなイメージを沸せてくれるんだろうな~って思います。
イメージを与えてくれる人って素敵ですよね。
私も映像にとりつかれるのはそういうイメージをいろいろ拡げてくれる人に出会えた時です。
今は音楽系のアーティストのライブ映像を撮らせてもらったりしますが、実はライブ映像を撮りながら、そこからいろんな方向にイメージは広がっているんです。それを形にしたいと思うわけですが、なかなか難しいわけです。
去年の1月にも結構気に入った映像を撮らせてもらったのですが、年末に撮った2本が自分が撮りたいと思っていたシチュエーションで撮れたので、それですごく幸せな気持ちで2005年をしめくくれました。もちろん、他者が見れば私の自己満足に過ぎないのかもしれませんが、自分で撮ったのに観てて泣けてくるんです。
2本のうちの1本は年明けてから、正月休みの最後の日にようやくDVDにできたというものでしたが、作り上げるまで、失敗だったらどうしよう・・・とかいろいろ不安が入り交じりました。というのも私の初メジャーバンドのライブ映像だったからです。
もちろん、バンドから許可を得て撮りました。急に許可をもらえたので、それこそ三脚など用意してなくて、手でカメラを持って撮ったので、手振れと音の拾い方がすごく心配でした。
でも、なんとか音もちゃんととれていて、人に見せられるぐらいには撮れてました。
マイカメラに感謝です。私はこのカメラに出会えてほんと世界が広がりました。前にも書いたと思いますが、これはサンヨーの「ムービーカメラ」というカメラとビデオの中間ぐらいの存在で、売っているのはビデオではなくデジタルカメラ売り場です。買った当時モデルチェンジ直前だったので、ふつうは8万近くするカメラが3万円代で買えたのです。こぶりでハンドバッグにもポンと入れられて、邪魔にならないのに、画素数とか音とかのクオリティはかなりのもので、今だにビデオによってはそれ以上にいい画質で撮れるんですよ。
ただ、難点はパソコンでの処理がちょっと面倒臭いこと。ふつう日本ではMP2が主流でビデオはすべてそれなのですが、このムービーカメラはMP4が基準。ゆえにいちいち変換しないといけないんです。でも、MP4だからこそいい画質で撮れるんです。何ごともめんどくさがっていてはだめなんですよね。手をかけた料理がおいしいように、手をかけた作品ができあがった時の喜びは格別なものです。
ついつい見ていて、顔がほころんでくるわけです。
まあ、映像の中の主人公たちが素敵なんですけどね・・・
とにかく映像というのは3分の音楽映像から2時間以上の映画の映像までいろいろありますが、私を魅了してやみません。
余談ですが、音楽弟子Bの運動会の映像も撮ったのですが、ちょっとしたドキュメンタリーあるいはビデオクリップ仕立てにしてDVDを作りました。彼の好きなJET KELLYの曲を2曲使わせてもらいました。彼が大人になってこれを見てくれたら、どう感じるのでしょうか・・・豊かな未来が彼に待っていますように。
前に書いたSalyuの話をまたしますが、彼女の存在を初めて知ったのは映画『リリィ・シュシュのすべて』という岩井俊二監督の作品でした。そこでそのリリィの役が彼女で当時はもちろんSalyuではなくリリィ・シュシュというその役名と同じシンガーであったわけで、すべてが謎でした。
この映画は実はインターネットの掲示板から生まれた作品なんです。といっても最近ヒットした『電車男』とは異なって、監督が意図して、実験的試みから生まれたもので、たとえばこの私にも掲示板に書き込んで、この映画のストーリーになんらかの形で参加することはできたわけです。でも、当時は見ているだけでしたね。
この岩井監督のHPの掲示板で行われる言葉の交換、それはいろんな人の悩みだったり、激励だったり、反発だったりをストーリーに巻き上げて『リリィ・シュシュのすべて』という映画は生み出されていったわけです。
確かにこの映画は痛い映画です。中学生が主人公で壊れそうなガラスのような時代・・・
でも、その中で流れていく音楽・・・それはSalyuことリリィが歌う「グライド」という曲(たしかアルバム『呼吸』に入っています)。
この時の彼女のイメージは今とはまったく反対のもの。今は明るくて、ボーイッシュでキュートな感じですが、この時は陰があって、美少女で、ロングヘア-で人形のような無表情な女の子のイメージでした。
ゆえに今のSalyuとして出て来るまでにそのイメージをぬぐうのに時間をかなりかけたように思います。
でも、私はどちらも好きなんです。彼女自身の存在が素敵だと思うわけです。
彼女のPVとか見ていると映像監督はきっと彼女を撮るのが楽しいだろうし、いろんなイメージを沸せてくれるんだろうな~って思います。
イメージを与えてくれる人って素敵ですよね。
私も映像にとりつかれるのはそういうイメージをいろいろ拡げてくれる人に出会えた時です。
今は音楽系のアーティストのライブ映像を撮らせてもらったりしますが、実はライブ映像を撮りながら、そこからいろんな方向にイメージは広がっているんです。それを形にしたいと思うわけですが、なかなか難しいわけです。
去年の1月にも結構気に入った映像を撮らせてもらったのですが、年末に撮った2本が自分が撮りたいと思っていたシチュエーションで撮れたので、それですごく幸せな気持ちで2005年をしめくくれました。もちろん、他者が見れば私の自己満足に過ぎないのかもしれませんが、自分で撮ったのに観てて泣けてくるんです。
2本のうちの1本は年明けてから、正月休みの最後の日にようやくDVDにできたというものでしたが、作り上げるまで、失敗だったらどうしよう・・・とかいろいろ不安が入り交じりました。というのも私の初メジャーバンドのライブ映像だったからです。
もちろん、バンドから許可を得て撮りました。急に許可をもらえたので、それこそ三脚など用意してなくて、手でカメラを持って撮ったので、手振れと音の拾い方がすごく心配でした。
でも、なんとか音もちゃんととれていて、人に見せられるぐらいには撮れてました。
マイカメラに感謝です。私はこのカメラに出会えてほんと世界が広がりました。前にも書いたと思いますが、これはサンヨーの「ムービーカメラ」というカメラとビデオの中間ぐらいの存在で、売っているのはビデオではなくデジタルカメラ売り場です。買った当時モデルチェンジ直前だったので、ふつうは8万近くするカメラが3万円代で買えたのです。こぶりでハンドバッグにもポンと入れられて、邪魔にならないのに、画素数とか音とかのクオリティはかなりのもので、今だにビデオによってはそれ以上にいい画質で撮れるんですよ。
ただ、難点はパソコンでの処理がちょっと面倒臭いこと。ふつう日本ではMP2が主流でビデオはすべてそれなのですが、このムービーカメラはMP4が基準。ゆえにいちいち変換しないといけないんです。でも、MP4だからこそいい画質で撮れるんです。何ごともめんどくさがっていてはだめなんですよね。手をかけた料理がおいしいように、手をかけた作品ができあがった時の喜びは格別なものです。
ついつい見ていて、顔がほころんでくるわけです。
まあ、映像の中の主人公たちが素敵なんですけどね・・・
とにかく映像というのは3分の音楽映像から2時間以上の映画の映像までいろいろありますが、私を魅了してやみません。
余談ですが、音楽弟子Bの運動会の映像も撮ったのですが、ちょっとしたドキュメンタリーあるいはビデオクリップ仕立てにしてDVDを作りました。彼の好きなJET KELLYの曲を2曲使わせてもらいました。彼が大人になってこれを見てくれたら、どう感じるのでしょうか・・・豊かな未来が彼に待っていますように。