HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

映像の魅力

2006年01月07日 | 音楽・映画・本
書く事は最近おろそかになってしまっていますが、撮る方はなんとかコンスタントにやっています。どちらにしても、もともと映画を作りたかったわけですから、繋がっている作業ではありますよね。

前に書いたSalyuの話をまたしますが、彼女の存在を初めて知ったのは映画『リリィ・シュシュのすべて』という岩井俊二監督の作品でした。そこでそのリリィの役が彼女で当時はもちろんSalyuではなくリリィ・シュシュというその役名と同じシンガーであったわけで、すべてが謎でした。

この映画は実はインターネットの掲示板から生まれた作品なんです。といっても最近ヒットした『電車男』とは異なって、監督が意図して、実験的試みから生まれたもので、たとえばこの私にも掲示板に書き込んで、この映画のストーリーになんらかの形で参加することはできたわけです。でも、当時は見ているだけでしたね。

この岩井監督のHPの掲示板で行われる言葉の交換、それはいろんな人の悩みだったり、激励だったり、反発だったりをストーリーに巻き上げて『リリィ・シュシュのすべて』という映画は生み出されていったわけです。

確かにこの映画は痛い映画です。中学生が主人公で壊れそうなガラスのような時代・・・

でも、その中で流れていく音楽・・・それはSalyuことリリィが歌う「グライド」という曲(たしかアルバム『呼吸』に入っています)。

この時の彼女のイメージは今とはまったく反対のもの。今は明るくて、ボーイッシュでキュートな感じですが、この時は陰があって、美少女で、ロングヘア-で人形のような無表情な女の子のイメージでした。

ゆえに今のSalyuとして出て来るまでにそのイメージをぬぐうのに時間をかなりかけたように思います。

でも、私はどちらも好きなんです。彼女自身の存在が素敵だと思うわけです。

彼女のPVとか見ていると映像監督はきっと彼女を撮るのが楽しいだろうし、いろんなイメージを沸せてくれるんだろうな~って思います。

イメージを与えてくれる人って素敵ですよね。

私も映像にとりつかれるのはそういうイメージをいろいろ拡げてくれる人に出会えた時です。

今は音楽系のアーティストのライブ映像を撮らせてもらったりしますが、実はライブ映像を撮りながら、そこからいろんな方向にイメージは広がっているんです。それを形にしたいと思うわけですが、なかなか難しいわけです。

去年の1月にも結構気に入った映像を撮らせてもらったのですが、年末に撮った2本が自分が撮りたいと思っていたシチュエーションで撮れたので、それですごく幸せな気持ちで2005年をしめくくれました。もちろん、他者が見れば私の自己満足に過ぎないのかもしれませんが、自分で撮ったのに観てて泣けてくるんです。

2本のうちの1本は年明けてから、正月休みの最後の日にようやくDVDにできたというものでしたが、作り上げるまで、失敗だったらどうしよう・・・とかいろいろ不安が入り交じりました。というのも私の初メジャーバンドのライブ映像だったからです。

もちろん、バンドから許可を得て撮りました。急に許可をもらえたので、それこそ三脚など用意してなくて、手でカメラを持って撮ったので、手振れと音の拾い方がすごく心配でした。

でも、なんとか音もちゃんととれていて、人に見せられるぐらいには撮れてました。

マイカメラに感謝です。私はこのカメラに出会えてほんと世界が広がりました。前にも書いたと思いますが、これはサンヨーの「ムービーカメラ」というカメラとビデオの中間ぐらいの存在で、売っているのはビデオではなくデジタルカメラ売り場です。買った当時モデルチェンジ直前だったので、ふつうは8万近くするカメラが3万円代で買えたのです。こぶりでハンドバッグにもポンと入れられて、邪魔にならないのに、画素数とか音とかのクオリティはかなりのもので、今だにビデオによってはそれ以上にいい画質で撮れるんですよ。

ただ、難点はパソコンでの処理がちょっと面倒臭いこと。ふつう日本ではMP2が主流でビデオはすべてそれなのですが、このムービーカメラはMP4が基準。ゆえにいちいち変換しないといけないんです。でも、MP4だからこそいい画質で撮れるんです。何ごともめんどくさがっていてはだめなんですよね。手をかけた料理がおいしいように、手をかけた作品ができあがった時の喜びは格別なものです。

ついつい見ていて、顔がほころんでくるわけです。

まあ、映像の中の主人公たちが素敵なんですけどね・・・

とにかく映像というのは3分の音楽映像から2時間以上の映画の映像までいろいろありますが、私を魅了してやみません。

余談ですが、音楽弟子Bの運動会の映像も撮ったのですが、ちょっとしたドキュメンタリーあるいはビデオクリップ仕立てにしてDVDを作りました。彼の好きなJET KELLYの曲を2曲使わせてもらいました。彼が大人になってこれを見てくれたら、どう感じるのでしょうか・・・豊かな未来が彼に待っていますように。
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年賀状

2006年01月07日 | 音楽・映画・本
毎年年末のぎりぎりに年賀状を書いて送るわけですが、仕事が29日まであるとかなりヘビーなわけであります。しかしながら、元旦になって、自分に来ている年賀状を見ると「やっぱりいいもんだな~」って思う訳です。一年に一度だけの言葉の交換をしている人がほとんどなんですが、それでも今何しているのかとか元気でいるんだとかわかるだけでほっとしますよね。

ここ数年は某大学の教授として忙しそうで、そんな様子しかわからなかったある方の今年の年賀状にこういう言葉が書かれていました。

「ちょっと足を伸ばして東映を覗きにきませんか?」

もしかして、東映の方に戻ってこられているのかな?なら、会いにいきたいな~って。

この方はとあるシナリオライターの方でかつて大ヒットしたテレビ番組や映画のシナリオを書かれていました。とても背の高い恰幅のいい方で眼力のある方なので、ちょっと恐そうに最初は思うのですが、実はとっても心の温かい方でもう出会ってから随分とたつのに今だに年賀状での交流は続いています。

「書きなさい」といつも言われているのにもう何年も書いていない私・・・

テーマはいっぱいあるんですが、ほんと時間がなくて・・・言い訳なのでしょうね。ハングリーさに欠けているのかもしれません。

なんか会社帰りに嵐電に乗って、太秦に寄り道したくなりました。

守衛さん入れてくれるかな・・・
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