HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

アール・ヌーヴォー

2006年01月29日 | スポーツ/芸術/コラム
今日テレビで「日本が生んだアール・ヌーヴォー」というスペシャル番組が天海祐希をナビゲーターとして放映された。思わず、用事をほっぽりだして見入ってしまった。

実はアール・ヌーヴォーは私の大好きなアートだ。それゆえスコットランドのグラスゴーのマッキントッシュに決して叶うことのない思いを抱いていたわけだけど、スコットランド以外にもヨーロッパあるいはアメリカにまで広がったアール・ヌーヴォーという芸術。でも、それは日本の文化に多大な影響を受けたものなんだ。

浮世絵や着物、寺院や町家いろんなものが影響を与えている。ゆえに懐かしさや日本の心もそこにあるわけだ。

ウイーン、ベルギー、フランスのナンシーなど、私がひとりでリュックを背負って、ジーパンでたずね歩いた場所が映って、ほんと懐かしかった。特にベルギーのオルタ博物館やら、ナンシーの美術館で見た着物の女性やちょんまげの町人とかが描かれたグランドピアノとかがまた映像を通して見れてうれしかった。

妙な話だけど、こういう美術館とかでは日本人であることがすごく誇りに思えたものだし、外国人の方も日本人である私にいろいろ話しかけてくれて、うれしかった。

グスタフ・クリムトやエゴン・シーレ、エミール・ガレにオルタ・・・そしてマッキントッシュ。皆日本を愛してくれていたんだな~って思うとほんとにうれしい。さらに皆、音楽を愛していた。ゆえに彼らの絵には音楽が表現されていて、それは最高のものとして描かれていた。

芸術って、ある意味、命の証明みたいなもののように思える。
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メジャーなメロディにマイナーな詩

2006年01月29日 | ELLEGARDEN
PVもはちゃめちゃでメロディも明るくて笑顔で歌っているんだけど、その歌詞は自分の辛い状況が綴られている。それが「Space Sonic」という曲だ。昨日書いた「サマータイム」と正反対だ。でもそのギャップというのが曲の深みを増すという点では同じなんだよね。

ELLEGARDENの細美さんはこれほどCDが売れて、インディーズでありながら、メジャー級になってしまった状況の中ですごく苦しんでいた。ノイズが彼を苦しめた。ファンを信じたいという彼・・・おそらく、冷やかしやあるいはつぶしにかかる人間もファンや音楽関係者の仮面をかぶって紛れ込んできているのを感じたからだろう。でも、彼はいろいろ悩んだ末、やっぱり信じようと思ったみたいだ。いっとき、飛び下りようかとも思ったそうで、それは結構ショックな話だ。

最近、人から聞いた話ではあるけど、オダギリ・ジョーとかもそういう渦にはまってしまったようでやはり「飛び下りそう」になっていたみたいで、ノイズの恐ろしさを知った。

私は何もできないわけだけど、

「あなたたちに救われて、勇気をもらって、苦しさもなんとか乗り越えられてきた」

と声を大にして言いたい。

細美さんはレコーディングの時には目の前にはマイクしか見えないわけだけど、このコードを通して目に見えない多くの人を感じるわけで、それは逆にリスナーの立場から言えば、この世の音楽はすべて自分のために歌われていると思うらしい。自分のために歌われるから救われるんだと・・・

もちろんすべてのミュージシャンがそう思って歌っているわけではないだろうけど、少なくても細美さんはそう思って歌ってくれている。そして、私の知るミュージシャンの人たちもそうだと信じている。

前にも書いたけど、ELLEGARDENを知った当時はほとんど周囲に知る人はいなくて(特に関西だったからだろうけど)CDショップでも探すのは大変だった。自分が好きなバンドが有名になると自慢もしたくなるだろうけど、私は実はそんなことどうでもいい。結局ブレイクしないままに終わったバンドであったとしても、あるいはなかなか知名度が上がらなくて地道にやっているバンドであったとしても、私が「好きだ」と思えることが一番大事であり、それをより多くの人に聴いてもらいたいと思うわけだ。

ゆえに、ELLEGARDENの曲を知った当時、音楽が好きな人で私が大事な人だと思う人たちにはしつこく言って聴いてもらった。頼まれもしてないのに勝手にプロモートしていたわけだ(笑)。

いい曲は多くの人に届くべきだ・・・これが私の音楽に対する純粋な気持ち。

細美さんはというかELLEGARDENのメンバーは皆お互いに~さんづけで呼び合う。お互いに尊敬の念があるからなんだろうね。でも、そんな中で細美さんは「自分は最低な人間だ」と劣等感を抱くことが多いと語る。あんな素敵な人なのにね。

私なんてなんにもないから劣等感だらけで仕方が無いんだけど、会社なんかでも「自分ってなんでこんなにダメなやつなんだ」って周りの人が眩しくみえて、余計に落ち込む事がたびたびある。さらにインディーズのライブなんかにいっても、そのミュージシャンと他のファンみたいに上手くコミュニケーションがとれなくて、やはり「ダメなやつ」と落ち込むことが多々ある。

でも、中にはそんな私のことを理解してくれて、接してくれるミュージシャンもいて、救われる。
ほんと、苦しい状況であっても、その歌や言葉で助け舟を出してくれて、なんとか踏ん張れる力をくれる。その見えない力を表現するのは難しいけど、細美さんの言葉を借りるなら「音楽って、どこまで行っても本気だ」というところから来るエネルギーなんだろうね。

「思って無いことを歌っていたら、1発でバレる」っていうこととイコールなんだよね。

とにかく、私自身は誠実なリスナーでいたい。

コメント (2)
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言葉の利息

2006年01月29日 | Weblog
週末だとやっぱり夜更かしをしてしまう。最近仕事形態が変わったから、ほんと家で過ごす時間が寝る時間を差し引くと3、4時間しかなくなった。その間に料理作ったり、食べたり、かたづけたり、洗濯したり、お風呂に入ったり、あと次の日の用意をしたり(ってまるで小学生の時間割の準備みたいだね・笑)もろもろ用事をしているとあっという間に終わってしまう。ゆえにテレビもちゃんと見て無いというかニュースを流しているだけみたいになる。

それなのにブログを書こうとする私っておかしいのかな~って思ったりする。

用事の隙間にちょろちょろ書くわけで、見直したりしてないから次の日読んでみて、びっくりして訂正したりする。

実は私は子どもの頃は無口でどちらかというとあまり感情を表現出来ない子だった。ゆえに大学時代の私とか社会に出て、ついた職業とか今の仕事とかをその当時を知る人が聞くときっとびっくりすると思う。あの子がそんな話す仕事を・・・って(笑)

今だから思うのだけど、きっと小さい頃は言葉を自分の中にためていたんだと思う。そして感じたことも出せずにやはりためてたんだろうね。それが年月を得て、いつの間にか利息までつけて(笑)あまりにも膨れ上がってきたために、自分の中から出さないといけなくなったわけだ。このままではパンクしちゃうって・・・(笑)

だから、きっと空ッ欠になるまで言葉を出し続けるんだろうな~。赤字覚悟で(笑)

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