この映画は一青窈が主演の映画で、世界的名匠・小津安二郎の生誕100年を記念して、小津を敬愛する台湾の名匠ホウ・シャオシェンがオマージュを捧げて作った映画だそう。最初見た時は小津監督のオマージュとは知らなかったんだけど、なんとなく小津映画に撮り方が似ているな~って思ってみていた。あとからそんな記事を読んで、なるほどな~って納得。
全体的に『静』が支配していると感じるのが私にとっての小津映画。でてくる人もうるさくわめきたてたりしない。どこか控えめで無口な感じの人がよく登場する。そして日常のほんのひとコマを切り取って写し出して行く。ほんと静かに時間は流れて、大きなすごい事件も起こらない。
そしてなぜか電車と喫茶店がよくでてくる。
この『珈琲時光』もまさに電車と喫茶店・・・そして古本屋。すべてが揃っていて、しかも舞台は東京。現代なのになぜか昔風に見えてしまう。携帯電話やノートパソコンが出て来るのが不思議に思える。さらに台湾の監督が撮ったからか、どこか異国の国のようにも見えてしまう。そんな映画だった。
共演は浅野忠信。彼はほんとそこにいるだけで雰囲気があって、すばらしい。
この映画を見ていると不思議と街のにおいや人の体温、陽射しや古い本のにおい、あるいは珈琲の香りなんかが感じられる。まさに「温度」の感じられる映画だった。
小津映画にももちろん似ているんだけど、どこかフランスのエリック・ロメールの映画とも共通するものがあった。淡々と話が進んでいき、決して派手な美人が主人公ではなくて、素朴なピュアな雰囲気の女性が静かに自分を見つめて、そして愛を見つけていくあたり。
もちろん、そのロメール自身も小津映画に影響を受けているんだろうけどね。
映画も音楽と同様、万国共通の感情、人間の不変の何かを揺り動かすもんなんだね。
激しいアクションものが好きな人には退屈かもしれないけど、なんか心をまっさらにしたいな~って思う人にはいい映画かもしれない。
是非一度見てください。
全体的に『静』が支配していると感じるのが私にとっての小津映画。でてくる人もうるさくわめきたてたりしない。どこか控えめで無口な感じの人がよく登場する。そして日常のほんのひとコマを切り取って写し出して行く。ほんと静かに時間は流れて、大きなすごい事件も起こらない。
そしてなぜか電車と喫茶店がよくでてくる。
この『珈琲時光』もまさに電車と喫茶店・・・そして古本屋。すべてが揃っていて、しかも舞台は東京。現代なのになぜか昔風に見えてしまう。携帯電話やノートパソコンが出て来るのが不思議に思える。さらに台湾の監督が撮ったからか、どこか異国の国のようにも見えてしまう。そんな映画だった。
共演は浅野忠信。彼はほんとそこにいるだけで雰囲気があって、すばらしい。
この映画を見ていると不思議と街のにおいや人の体温、陽射しや古い本のにおい、あるいは珈琲の香りなんかが感じられる。まさに「温度」の感じられる映画だった。
小津映画にももちろん似ているんだけど、どこかフランスのエリック・ロメールの映画とも共通するものがあった。淡々と話が進んでいき、決して派手な美人が主人公ではなくて、素朴なピュアな雰囲気の女性が静かに自分を見つめて、そして愛を見つけていくあたり。
もちろん、そのロメール自身も小津映画に影響を受けているんだろうけどね。
映画も音楽と同様、万国共通の感情、人間の不変の何かを揺り動かすもんなんだね。
激しいアクションものが好きな人には退屈かもしれないけど、なんか心をまっさらにしたいな~って思う人にはいい映画かもしれない。
是非一度見てください。