ラルくん 61

2022-02-19 09:59:55 | 日記
お互いの言い分は、埒が明かず、

とりあえずもう一度、それを踏まえて、そのシーンを演じてみることに。

Y子がセリフを言いながら、M子に近づく。

M子が一歩前に出るのと同時に、Y子が歩みより、M子の手を掴む。

そして、M子のセリフ。

…う~ん、この状態だと、Y子がM子に被らないように一歩下がるのは不自然だ…。

「せめて、M子のセリフが終わってから、Y子が諭されて一歩退くなら分かるけど…」

「…だけど、このセリフ、私のセリフの中で、特に長セリフなんです。なのに、Y子が邪魔で…。」

「うん…。わかった。私が上手いこと下がります。」

Y子がM子の無茶な言い分を聞いて、一歩下がるようにしようとした…。

「ちょっと待って!」

待ったの声を上げたのはラルくん。