コード・ブルー 2nd season １０話

このドラマが始まって以来、初めて涙のこぼれることのなかった昨夜のテーマは、多分、『岐路』
登場人物がそれぞれの場面において、選択し決断する場面に遭遇する。

「医療行為は選択の連続、後戻りもリセットすることもできない。それは人生も同じだと」

田所部長は開頭手術を待っていた。　メインでオペにあたる西条Drは、その手術の方法を二通り考えている。ひとつは普通にいつも通り行う方法。もうひとつは血流が遮断できず出血の多い場合には体温を２０度まで下げて心臓を止め、仮死状態？にしたうえで脳の動脈瘤を取り去るという方法。これは時間との戦いになる。
そして、やはり田所は普通の方法では無理だと分かり、低体温での手術へと方法を変えざるをえなくなる。

白石はたずねてきた父親とランチを約束していたが急患で会う事はままならない。父は帰りの飛行機を１便遅らせたものの会えずじまい。そしてその遅らせた決断が悲劇を招く。

藍沢をはじめとするフェローたちは運ばれてきた多発外傷のオペにあたっていた。　彼らの様子を見る後ろ姿の男性・・・ここで、ギバちゃん演ずる黒田先生の登場。

多発外傷者の処置が終わってほっとしたところに、飛行機の墜落事故が起き、ドクターヘリの出動要請が入る。

現場は空港にほど近い山の中。　飛行機は燃えている。
現場側の学校に多数の負傷者が運ばれている。トリアージに入る藤川と三井。
患者らの様子に呆然とする彼ら。　緋山は医療過誤で提訴されそうになった事がやはり心の傷となっていて、熱傷で助からない患者に処置を施すより喋れるうちにお話をされたほうがいいと、やはり同乗していて怪我の軽かった妻に説明するが、取り乱した妻はそれが受け入れられない。

橘Drが、その緋山に言う。　この場で奥さんに決断させることは無理だ、と。
いつまでも（前の事を）引きずるな、、、。

藍沢とともに到着した白石は父親の乗った飛行機だっただけに、患者に集中できない。　それをフォローに入る藍沢。
父親の姿が確認できないので、白石の動揺は続いている。　と・・・墜落現場のすぐ傍で怪我を負いながらも診療行為をしている父親を発見する。
怪我をしているので収容現場の学校の体育館に行くべきだ、との娘の言葉に「わたしもまだ医者だ」という父。

今週は、医療現場での処置がいくつも重なっていて、手術や手当のシーンいっぱい（笑）　来週の最終回に備えて、エピソードがどんどん詰め込まれて行く。　田所の手術は？　飛行機事故の処置は？　フェローたちのそれぞれの事情は？　黒田の登場の意味は？？

と、期待を持たせつつ、来週は30分拡大版。