今月いっぱいで、ナガイマサルがスポーツクラブを辞める。 院に戻って、本業の方に専念するらしい。
運動神経ゼロの私に、身体を動かす楽しさを教えてくれたのは今の女性インストラクターだが、 クラブに通う励みになったのはナガイマサルだ。 いつだって動機の不純な私は、何か目先の励みがないと続かない。
ナガイマサルは、典型的な体育会系好男子で、 底抜けに明るい笑顔を持っている。 生意気な口を叩いても嫌味がないのは育ちの良さか。 バカを装っているが、頭の回転の早さは、フィギュアスケートのスピン並みだろう。 彼が厚かましい関西おばちゃんの突っ込みに言葉を失った事は一度もない。
だから・・・彼はとても人気者で、周りを取り囲むおばちゃんの数は多い。 いつだって、誰か彼か・・・ナガイマサルとお喋りしている。 ちょっと・・・悔しかった時もある。 でも、新参者の私は、それでいい。 こういうところで他のメンバーとうまくやっていこうとすれば、 半歩は引いておくべきなのだ。
にこやかな笑顔の割りに、メニューに関しては妥協の少ない彼に、何度か「鬼!」と叫んだけれど、へらへら聞き流されてしまった。 まあ、このへらへら具合がまた、良かったりするのだけど。
ナガイマサルの母君と私は・・・多分、同い年。 だから・・・彼がクラブからいなくなるのは正直、とても残念で悲しい事だけど、 母君の気持ちを思えば、そりゃそうよね~なんて思う。 いくら我が息子が人気インストラクターであったとしても、院まで進ませておいておばちゃん連のアイドルでは、嬉しくもなかろう。
学業に専念して、論文の一つも仕上げて欲しいと思っているはずだ。
私も、きっちり年をとったな、と思う。 どんなに可愛くて素敵な男の子を見ても、結局は、目線は母親になってしまう。 母さんを悲しませないでね、なんて。
もう少ししたら、ばあちゃんの目線になるのだろうか・・・。 巻き戻せない時間が寂しくもあるけれど、 君に出会えた夏に・・・感謝する。
☆今週も課題曲『サイレント・イヴ』辛島美登里
運動神経ゼロの私に、身体を動かす楽しさを教えてくれたのは今の女性インストラクターだが、 クラブに通う励みになったのはナガイマサルだ。 いつだって動機の不純な私は、何か目先の励みがないと続かない。
ナガイマサルは、典型的な体育会系好男子で、 底抜けに明るい笑顔を持っている。 生意気な口を叩いても嫌味がないのは育ちの良さか。 バカを装っているが、頭の回転の早さは、フィギュアスケートのスピン並みだろう。 彼が厚かましい関西おばちゃんの突っ込みに言葉を失った事は一度もない。
だから・・・彼はとても人気者で、周りを取り囲むおばちゃんの数は多い。 いつだって、誰か彼か・・・ナガイマサルとお喋りしている。 ちょっと・・・悔しかった時もある。 でも、新参者の私は、それでいい。 こういうところで他のメンバーとうまくやっていこうとすれば、 半歩は引いておくべきなのだ。
にこやかな笑顔の割りに、メニューに関しては妥協の少ない彼に、何度か「鬼!」と叫んだけれど、へらへら聞き流されてしまった。 まあ、このへらへら具合がまた、良かったりするのだけど。
ナガイマサルの母君と私は・・・多分、同い年。 だから・・・彼がクラブからいなくなるのは正直、とても残念で悲しい事だけど、 母君の気持ちを思えば、そりゃそうよね~なんて思う。 いくら我が息子が人気インストラクターであったとしても、院まで進ませておいておばちゃん連のアイドルでは、嬉しくもなかろう。
学業に専念して、論文の一つも仕上げて欲しいと思っているはずだ。
私も、きっちり年をとったな、と思う。 どんなに可愛くて素敵な男の子を見ても、結局は、目線は母親になってしまう。 母さんを悲しませないでね、なんて。
もう少ししたら、ばあちゃんの目線になるのだろうか・・・。 巻き戻せない時間が寂しくもあるけれど、 君に出会えた夏に・・・感謝する。
☆今週も課題曲『サイレント・イヴ』辛島美登里
②「賢明な判断じゃ」