はらだみずき 著 新潮文庫 令和5年 6月1日
入院中の祖母に頼まれて庭を見てきてほしいと、孫娘の真芽はかつて祖父母と暮らしていた懐かしい家に向かう。
祖母は花木が好きで、見事な庭を持っていた。
ところが真芽が訪れた時には庭はすっかり荒れ果てて、雑草が生い茂っていたり桜の樹が枯れて倒れそうになっていた。
家の中には入らないようにと言われていたが、真芽が入ったら家の中もひっくり返っているような有様だった。
祖母に何が起きたのか。
真芽は真芽で、手痛い失恋を経験した直後で、失恋相手のいる職場も辞めたばかりだった。
祖父が亡くなり、真芽たち一家が引っ越した後、祖母ハルは独り暮らしを続けていた。
転んで大腿骨骨折、入院、検査、、、などなどで、レビー小体型認知症を患っていることが分かる。
レビー小体型認知症には幻視という症状も出がちなので、見舞いに行ってハルの言葉を聞いても、家族らは誰もが幻視によるものだと思い込んでいたが。。。。
荒れ果てた庭をハルが戻ってきた時に困らないように雑草を抜き、花の名前を覚え真芽はなんとかおばあちゃんの為にもとに戻そうと奮闘する。
同時にひっくり返っていた家の中も整えてハルをもう一度この家で暮らせるようにと願う。
が。
現実は厳しい。 真芽の父は(ハルの息子)退院しても認知症がある以上ひとりでここには住ませられないと思うし、おばも同意見で、家を売る算段をしている。
さて、真芽の奮闘ぶりはどうなる?? ハルは戻って来られるのか??
認知症を取り扱っている以上、これは小説だけじゃなくて我々も直面する問題だと思う。
人との繋がりの大切さなんかもすごく感じさせるとても良い小説だと思った。
入院中の祖母に頼まれて庭を見てきてほしいと、孫娘の真芽はかつて祖父母と暮らしていた懐かしい家に向かう。
祖母は花木が好きで、見事な庭を持っていた。
ところが真芽が訪れた時には庭はすっかり荒れ果てて、雑草が生い茂っていたり桜の樹が枯れて倒れそうになっていた。
家の中には入らないようにと言われていたが、真芽が入ったら家の中もひっくり返っているような有様だった。
祖母に何が起きたのか。
真芽は真芽で、手痛い失恋を経験した直後で、失恋相手のいる職場も辞めたばかりだった。
祖父が亡くなり、真芽たち一家が引っ越した後、祖母ハルは独り暮らしを続けていた。
転んで大腿骨骨折、入院、検査、、、などなどで、レビー小体型認知症を患っていることが分かる。
レビー小体型認知症には幻視という症状も出がちなので、見舞いに行ってハルの言葉を聞いても、家族らは誰もが幻視によるものだと思い込んでいたが。。。。
荒れ果てた庭をハルが戻ってきた時に困らないように雑草を抜き、花の名前を覚え真芽はなんとかおばあちゃんの為にもとに戻そうと奮闘する。
同時にひっくり返っていた家の中も整えてハルをもう一度この家で暮らせるようにと願う。
が。
現実は厳しい。 真芽の父は(ハルの息子)退院しても認知症がある以上ひとりでここには住ませられないと思うし、おばも同意見で、家を売る算段をしている。
さて、真芽の奮闘ぶりはどうなる?? ハルは戻って来られるのか??
認知症を取り扱っている以上、これは小説だけじゃなくて我々も直面する問題だと思う。
人との繋がりの大切さなんかもすごく感じさせるとても良い小説だと思った。
若い女医さんにそう話した所
専門外だったので全く分かってもらえず・・・😴
まっ、今から20年ほど前だから認知症自体それほど知られていなくて・・・。
母が「ほら、壁の所に小さな人が行列したはるやろ!」とかって・・・。
「そうやな~、楽しそうやな~」って返事したげてました😊
それが良いのか良くないのか分からないまま😅
今、元夫は自分に都合悪いときは
「俺、認知症になったし」なんて😠😠😠
レビー小体型認知症に限らず、認知症の人には頭から否定しない、というのが鉄則みたいなので、おちゃこさんがお母さんに答えた言葉は正解だと思います。
私も母が認知症になったので、すごいビビってます。
最近の物忘れのひどさとか、認知症になったのかって思ったりします。