私がおばさんになっても♪

いや、既に立派なおばさんなんだけど（笑）
前にもちょっと書いたけれど、さすがに厚かましいというか、面の皮が厚くなってきたものだから、男前さんに平気で「男前やね」なんて言えるわけですが。

守山の市民ホールで、開場、開演を待ちながら、「私もおばさん力がついてきたわ」ってしみじみ感じた。
というのも、予定より20分ほど早くついてしまって、早足で歩いていたからちっとも寒くはないんだけど、かといって外に居るものなんだし、喫茶店も見つからないしで、とっととホールに入った。

そこにいたのは、ほんと若い男の子ばっかりで、これだけ早く来ているからにはハードな布袋ファンだろうと思った。　群れてない、一匹狼みたいな男の子たち。
結構、黒っぽい格好の子が多かった。
自動ドアがあいた瞬間、うわっ！って思ったんだけどね、私も真冬だというのに真っ黒のサングラスにしてたから・・・きっと動揺は隠せてたと思う。

向こうも、いきなり一人でバーンと入ってきたのが生成りのダウン・ベンチコートでグラサン中年女。
こいつ、なんじゃらほい？みたいな（苦笑）
若い時分には回れ右してたと思うよ。　なのに、勝手知ったる市民ホール、みたいな顔して彼らをかき分けてトイレ行って深呼吸して。

入場の列が出来てたんで、そこに並んだ。ずっとG様音楽を聴いてたから退屈もしないし。チケットを渡して、すぐ横のグッズ売り場に。
ピックだけは買おうと決めていたから。布袋さんものと他のアーティストさんものと売り場が分かれてて。　またもや布袋さんスルー。「Ju-kenピックくださいな」
なぁんて。誰のファンやねん、って思われないか・・・という危惧もなく。

で、中に入って、席の確認して、しばらく居たんだけどお腹すいてきて。
ホールのロビーでしか飲食禁止というんでマフラーとパンフを置いて、ロビーに出た。先客の若い男の子たちの中に、ひとつだけ席が空いていて。
そこでも、以前の私なら、お腹すいてても餓死するほうを選ぶ人（笑）
絶対に食べられない。椅子までたどり着けない。
なのに、平気になっちゃってて。
おもむろにバッグの中から食べ物取り出して、お茶も飲んで、それからホールに帰った。
携帯禁止だったので、退屈しちゃいけないっていうんで、持ってた手帳に舞台の
セットなんか描写して、気分は撮影禁止の裁判所で傍聴してる新聞記者（笑）
勝手に、何様？　俺様ごっこ。

ライブが始まって「ほてい～～」コールの中、手メガホンで「じゅうけ～ん」
スカジャン姿の前の列の男の子が振り返る。　文句ある？って顔で睨み返して。
人見知りで、人の後からでしか歩けなかった・・・かつての私はどこ行った？