最初に聞いた時に、意味はまったく分かりませんでしたが、その音に魅了された“国頭サバクイ”。“国頭”は、沖縄本島北部のことで、“サバクイ”は、労働の指揮をとる下級役人の役職名だそうです。
1600年前後、首里城の改築に使う材木を、国頭から首里まで運ぶために、各村から作業する人を出させました。その制度は「十三・六十」と呼ばれ、13才~60才の男女が、強制的に徴集されたそうです。
その時の労働歌が、この“国頭サバクイ”で、あまりに辛い作業であったため、道化師を雇って、この曲の囃子の部分を大声で笑うことで、辛さを紛らわしたそうです。
琉球王朝絵巻行列・国頭サバクイ(Tou Tube)
そうか~。
それで「アーハハハハハーハ、イーヒヒヒヒヒーヒ」という囃子が入るのですね
勇壮でユーモアがあり、そして哀愁もある、味わい深い歌です。
首里フジコが、現代風にアレンジした“国頭サバクイ”
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