東京貧困女子 彼女たちはなぜ躓いたのか (中村淳彦著、東洋経済新報社)。
女子大生風俗嬢 若者貧困大国・日本のリアル (中村淳彦著、朝日新書)。
日本のおかしさを映し出す「東京貧困女子」の問いかけ。
4/30(火) 16:00配信。
人々が貧しくなる、お金がなくなることは恐ろしく、
誰かを陥れるいがみ合いや、犯罪が当たり前のように起こります。
いじめ、パワハラ、誰かを落し込めなければ生き残れないのです。
大学生の親世代が青春時代を送った30年前と比べ、現在は可処分所得が減り、
子どもに必要なお金を出すことができないという状態になっています。
そして、日本の未来のため若者たちに対して教育に投資すべき国も、
奨学金制度、 国立大学の運営交付金の削減による学費高騰、
定員の厳格化など、大学生の貧しさに拍車がかかる政策をどんどん進めています。
当然の結果として大学生たちは困窮に陥っていますが、
大学時代に幸せな青春を送った親世代は、その苦境に理解を示さないまま、
自分たちの価値観だけで判断し、若者をさらに追い込んでいるのです。
非正規は安く使える駒にすぎず、 有期雇用なので、
決まった期間だけ働いてもらえばいいだけの労働者です。
非正規の立場にいる人は、どうあがいても貧困から抜け出さないのです。
結婚も出産も、貧しい自分には関係のないこと、
あと何年でクビになるのかという不安だけの非正規労働者です。
ひとり暮らしで貯金はゼロ、働き続けないとホームレスになってしまいます。
だから、いつクビになるのかが一番怖いのです。
単身で暮らす20~64歳の女性の3人に1人が貧困状態です。
(国立社会保障・人口問題研究所調査)。
さらに65歳以上の単身女性になると47%と過半数も貧困状態です。
自分なりに一生懸命に生きてきたが、
理不尽に追い詰められて、その絶望を「自己責任」という一言で
自分自身に封をしているのが、現状です。
誰の責任でもないのです。自己責任なのです。
貧困が貧困を生み、世代を超えて苦しみが続き、
逃れることができなければ、最終的に死が待っています。
つまり日本は、【安全と安心】などではなく、
【不安と恐怖】を駆り立てることを推奨する社会になってしまったのです。
弱肉強食の自己責任社会です。
貧しいのは誰の責任でもありません。自己責任です。
500万人の引きこもり、900万人の貧困層、みな自己責任です。
政府は勿論、マスコミも自己責任で一件落着です。
この国には貧困は存在しませんから、政府は貧困対策など考えてもいません。
貧困は自己責任なのです。この国に貧困は存在しません。
自己責任ですから、支えあう? 政策で支援する? 論外です。
貧困は、自己責任です。
国の政策で派遣社員ばかりにし、国の政策で企業を支え、
派遣会社(パソナ)を経営して億万長者になる・竹中平蔵です。
派遣会社・パソナの取締役会長が、竹中平蔵だと多くの国民が知りません。
竹中平蔵は、大学の偉い先生だと多くの国民が思っています。
派遣社員ばかりにし、自分は派遣会社経営で億万長者になったのです。
マスコミがなぜ、この真実を報道しないのか?
税金が富裕層のためにだけ使われている事が公になりますから、
マスコミは派遣会社経営で私腹を肥やす竹中平蔵を報道しないのです。
この国は、国民の誰かを転落させなければやっていけないのです。
富裕層は益々富み、900万人を超えるアンダークラスの人々は転落したままです。
この現実社会から目を背けるべきではないのですよ。
決してひとごとではないのですから。