富田元治のブログ

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「大人のイジメ」を加速させる現代社会の闇。

2020年02月01日 | いじめ自殺事件

「大人のイジメ」を加速させる現代社会の闇。

己の自尊心を保つために、他人の人格を破壊し尊厳を奪う。

これが「大人のイジメ」です。

 

他人の尊厳を奪い、己の自尊心を保つ「大人のイジメ」の見本が、

小泉純一郎が衆議院選挙で刺客を立候補させたことです。

そして多くの国民が刺客を支持しました。

この時から、他人の尊厳を奪う「大人のイジメ」が始まったのです。

そうです。大人のイジメは人格破壊です。

 

小泉改革は、庶民同士のイジメを促し、富裕層の実態を隠し、

富裕層だけが成長するための改革でした。

累進税率を破壊し、富の世襲を実現させたのです。

富の世襲は政治家の世襲を生み、富裕層、貧困層の世襲化を実現させました。

 

この国をつぶした ”小泉改革” の罪をマスコミは報道するべきです。

富裕層の実態、上級国民の実態、貧困層の実態を報道し、

富の集中を止め、累進税率を復活させるべきです。

 

富裕層、貧困層の世襲により、少子化に加速度がつきました。

毎年、毎年、産まれる人間の数倍の人間が亡くなっています。

人口減少が止まりません。

人口減少の一因である “大人のイジメ” を、マスコミが報道しないだけです。

 

無力感や劣等感を埋める為の ”大人のいじめ” は残虐化しています。

自分ではどうしようもない無力感、劣等感が、

他人の人格を破壊し尊厳を奪って、他人より優位に立とうとするのです。

この無力感、劣等感が同調圧力を強めます。

その結果、集団内で異分子となる標的を見つけ、

人間の尊厳を奪うことで自尊心を保ちたがるのです。

 

組織の中で浮いた人や生意気な人をいじめるのは、自尊心を取り戻すためです。

大人になればなるほど、陰湿な行為にストップがかかるものですが、  

逆に昨今の“大人のイジメ”は、加速しています。

 

小泉改革による地域社会の崩壊と、家族の空洞化で、

共同身体性が消え去りました。

その結果、いじめられたらどんな感情や痛みが伴うのかという共通感覚がマヒして、

共通感覚に支えられた言葉の共通前提も消え去りました。

 

つまり、いじめの暴走に歯止めをかける役割を担う社会的メカニズムが、

急速に崩壊してしまったのです。

暴力性や残忍性がエスカレートし、

もはや歯止めの利かなくなった“大人のイジメ”です。

集団で無感情にターゲットを追い込む点では、パワハラよりも陰湿です。

 “大人のイジメ” は現代人が抱えた底の見えない闇なのです。

 

この底の見えない ”大人のいじめ” が、

世襲化された貧困層同士で起こっているのです。

貧困層同士の”大人のイジメ”を失くすには、

小泉改革で破壊された累進税率を元に戻し、

富裕層の世襲を止めるしかありません。

 

しかし、一度破壊された税制を元に戻すには戦争しかありません。

戦争?? 人類滅亡の戦争は起こりません。

つまり、累進税率は元に戻りません。

富裕層の世襲社会、階層社会の完成です。

 

 

 

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山梨市の不正採用事件です。(朝日新聞から抜粋)

2020年02月01日 | #デタラメ政治

労働者を守る労働法が、経済界の要求により改正されました。

そして、労働者を守る労働法が使用者法に代わりました。

労働者を守る労働法は消滅したのです。

 

民間会社に就職するより、公務員になった方がいい時代になりました。

首長の支援者になり、首長とお友達になりましょう~!

お金持ちの人は、首長とお友達になると公務員になれます。

 

安倍総理とお友達になると、選挙に落ち、無職になった荒井広幸元参院議員のように、

内閣官房参与に任命され、就職することができます。

そして、税金から高額の給与が支給されます。

 

山梨市の不正採用事件です。(朝日新聞から抜粋)。

6割超の受験者から働きかけがあった。

山梨市職員の採用をめぐり賄賂を受け取ったとして、

山梨市の前市長の望月清賢は法廷でこう供述しました。

 

びっくりするのは、受験者の6割以上が権力者に不正採用を依頼するのですね。

弱肉強食、自己責任社会を象徴しています。

6割超の受験者が不正採用を依頼する世の中になりました。


山梨市長が職を汚した市職員採用の実態とは。

受託収賄などの罪に問われた望月被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

起訴状によると、自宅を訪れた元中学校長から、

採用試験の補欠合格者だった校長の息子の合格を確約する見返りに、

現金80万円を受け取った。

 

望月被告は2014年2月に山梨市長に当選しました。

当選した2014度から市職員の不正採用を始めました。

不正採用をした受験者は、支援者の関係者でした。

望月被告は、市幹部が参加する会議で、依頼を受けた受験者が、

合格人数の枠内に入るよう点数を水増しするよう指示をしました。

 

合格枠が15人の時には19位だった受験者の点数を15位に引き上げ、

合格枠が34人の時には46位だった受験者の点数を34位まで水増ししました。

30人までを合格ラインとした時には、41位と44位の受験者をいずれも30位にしました。

(以上、朝日新聞から)。

 

点数の足らない受験者を、合格ラインまで点数を水増しするように、

市の幹部会議で堂々と指示します。

不正に対して異議を唱える、正義感のある幹部がいないのです。

市長の働きかけに異議申し立てができないのです。

権力者にヘイコラする日本国民です。肩書きに弱い日本国民です。

正義など、とっくの昔に日本から消え去りました。(真実)。

 

国政も同じです。経財界からの働きかけで、労働法を改正したのです。

労働者を守る労働法を、経財界を守る労働法に改正したのです。

民間の労働者を、労働法が守ってくれない世の中になりました。

公務員になりましょう~! その為に、首長とお友達になりましょう~! 

首長に渡すお金は銀行から借りましょう! お金がないと採用されません。

 

不正採用は、どこの自治体でも行われています。公にならないだけです。

昔々は、議員一人当たりの採用人数が決まっていました。

一人の議員が、数名の支援者の子息を採用できる枠があったのです。

今でも、コネの採用枠があります。権力者が好き勝手に税金を使える国です。

 

東京医科大の裏口入学が公になって、不正の実態がどんどん出てきますね。

裏口入学リストまで作り、寄付金を要求していたのです。

地方自治体の採用試験も同じです。

大口支援者(富裕層)の子息の裏口採用もどんどん行われています。

権力者が採用するように要求するのです。公にならないだけです。

世襲社会の自己責任社会です。富裕層が権力と財力で作り上げる世襲社会です。

小泉・竹中がもくろむ階層社会の国家になります。

 

 

 

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