富田元治のブログ

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自民党の「裏金問題」は・・・・・その1。

2023年12月19日 | #デタラメ政治
「政治とカネ」を取材してきたジャーナリストの青木理さん(57)に
聞きました。(聞き手・朝日新聞・本山秀樹)

自民党の「裏金問題」は、
政治資金規正法が「ザル法」であるがゆえに起きた問題なのでしょうか?

政治資金規正法は間違いなく「ザル法」です。
「泥棒にカギを作らせたら、こうなるよね」ということでしょう。

唯一の立法機関として法律をどう作るかは国会議員に委ねられていて、
当事者としては「ザル法」にしたくなるでしょう。
本来は私たち国民がそれを厳しい目で監視する必要があります。

現状は、企業・団体献金を政治家個人が受けるのは禁止されても、
政党支部であれば受けられるので、
そこから政治家個人へと還流させればいい。

今回のパーティー券問題だって、
購入額が20万円以下なら購入者名を記載する必要がなく、
「ザル法」をかいくぐれば事実上、
ほぼ野放図に献金を集めることができてしまう。



政治資金規正法には問題が多いと言うことですね。

そうです。ただ、今回の問題は政治資金規正法が「ザル法」
というところに端を発してはいても、
「ザル法」であることが問題の本質ではないように思います。

パーティー券を大量に売りさばいてかき集めたカネを派閥が
所属議員にキックバックし、
裏金にしていたと指摘される今回の手口は、
ノルマとして集めた分以外はすべてを裏金にしていたということです。

ならば、派閥のカネをキックバックした側は「背任」、
派閥に入れないで自分の懐に入れた議員は「横領」さえ疑われる。

また、キックバックされたカネが何に使われたかを調べれば、
ひょっとすると贈収賄や買収事件に発展するかもしれません。
あるいは、税法にも関わり得る問題です。
金額が大きければ、脱税で摘発されたっておかしくない。
いずれにしても形式犯では済まない、明らかな「刑事犯」の領域です。
あるいは、税法にも関わり得る問題です。
金額が大きければ、脱税で摘発されたっておかしくない。


そこに検察が切り込もうとしていますね。

私自身は、以前から検察や警察といった捜査機関に巣くう問題点を取材し、
警鐘を鳴らしてきました。

実際、この国の検察を中心とする刑事司法は数々の悪弊を抱えていて、
密室での取り調べであるとか「人質司法」、
あるいは死刑制度などもそうですが、
旧態依然としたそのありように多くのゆがみがあります。

他方で思い出されるのは、2020年に起きた出来事です。
「1強」を謳歌していた安倍政権が、
当時の東京高検検事長の定年を延長して検察トップの検事総長に就け、
検察までを掌握しようとした。
これにはネット上で“抗議デモ”が起きるなど、世論も強く反発しました。

最終的には検事長の「賭けマージャン」問題を週刊文春にすっぱ抜かれ、
政権が狙った人事は頓挫しましたが、
あの時に政権の思惑が成就していたらどうなっていたか。

ひょっとすると、与党巨大派閥による今回のパーティー券問題に
検察が踏み込もうとはしなかったかもしれない。
とすれば、政権が狙った横紙破りの検察トップ人事が
頓挫したのは大きかった。

ここから導き出される教訓は重要です。
やはり権力は過度に集中させず、
それぞれが問題点を抱えていたとしても相互に監視し合う、
チェックさせ合う機能の必要性と重要性もあらためて痛感させられます。






強姦魔・山口敬之(安倍元総理の友人)を逮捕しに向かった刑事に、
刑事部長・中村格が直接電話をしました。
「山口敬之の件は、俺が直接担当する、逮捕するな」と。

強姦魔・山口敬之は刑事事件では無罪放免、
民事訴訟では強姦が認められ有罪でした。




TBSの強姦魔・山口敬之(安倍元総理の友人)。
山口敬之の逮捕状を刑事部長・中村格が、握りつぶしました。












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