コメントしずらいブログに、コメントが届きました。
ご紹介します。
はじめまして 熊本県人です。
私の実家は二次調査もしてもらいましたが、一部損壊のままでした。
しかし、修繕費が1300万円以上かかると言われ途方に暮れております。
いわゆる「みのこ造り」といわれる木造住宅です。
知人の家も同じ造りで築年数も30年ほどですが、同じような修繕費がかかると言っていました。
建てなおすにしても解体は自費、金融機関の住宅ローンも、金利が半壊以上と一部損壊とでは違います。
そもそも一部損壊の被害程度は、軽いものから高額修理費が発生するものまで幅が大きいです。
罹災証明書での判断だけではなく、一部損壊でも、
高額修理費が必要な世帯に対して支援が受けられるようにならないものかと思うのですが・・・
贅沢は言いません。せめて、建て替える場合のローンの金利は同等にしてほしいです。
税金の減免も半壊以上から。同じ被災者なのに、不公平感があってはならないと思うのですが・・・
でこぽんさんからのコメントです。
私の返信コメントもアップします。
でこぽんさん、コメントをありがとうございました。
熊本地震の被災者に対する行政支援は、明らかに不公平です。
大規模半壊以上の被災者(全壊・大規模半壊:約5%)
に対する生活支援金の増額、復興住宅の早期着工など早急に行うべきですが、
一部損壊被災者を行政は見捨ててはいけませんね。同じ被災者ですから。
ところが、
約80%の一部損壊被災者には、まったく、何の支援もありません。
支援ゼロです。一部損壊被災者は行政から見捨てられています。
一部損壊認定の家屋も修理代がかかります。
屋根瓦の修理ひとつでも、庶民にとっては高額な費用がかかります。
65歳以上になると融資先もありません。
また、一部損壊では減免措置もありません。
ところが、半壊認定になると、576,000円までの応急修理代、低金利での融資、
固定資産税の減免、国民健康保険の減免、介護保険の減免、
義援金の支給などなど、明らかに不公平だと思います。
私の友人も義援金を送ったそうです。
『俺には届かないぞ~!』と言うと、被災者全員に義援金が届いているものと思っていたそうです。
約80%の被災者に義援金が届いていないとは~・・? まったく知らなかったそうです。
約5%(全壊、大規模半壊)の住む家を無くされた被災者の無念さは言葉では表せませんが、
約80%の一部損壊被災者にも、約15%の半壊認定被災者並みの、
低利融資、減免措置はするべきです。
約80%の一部損壊の被災者にも行政の支援は必要です。
でこぽんさん、コメントをありがとうございました。
被災者支援の状況が国民に知らされていませんね。
全壊、大規模半壊の住宅に対する生活支援金は、最大300万円と報道にありますが、
実際は、生活支援金は、全壊世帯・複数員世帯=100万円、単身世帯=75万円、
大規模半壊・複数員世帯=50万円、単身世帯=37.5万円です。
加算支援金(50万円~200万円)は、住宅の建替え、住宅の購入、が支給の条件です。
高齢者・年金生活者で住宅の建替え、住宅の購入等は、恵まれた人以外は無理です。
加算支援金(50万円~200万円)の支給対象は極々一部の恵まれた人たちです。
なのに、すべての被災者が最高300万円の生活支援金が出るような報道です。
加算支援金(50万円~200万円)は、住宅再建、住宅購入が条件と報道するべきです。
単身世帯の友人の家屋は大規模半壊の認定でした。
とても住める家ではありませんが、全壊判定ではないそうです。
生活支援金=375,000円、義援金=40万円、見舞金(日本財団より)=20万円です。
年金生活で、建替える資力はありません。
狭い狭い仮設住宅に2年間住んで、その後は土地を処分してアパート生活です。
今回、被災者になって分かったことばかりです。
行政は不公平です。
そもそも、税の再分配機能の本質を知らない政治屋さんが政治をしています。
そのせいで、世界一の格差社会になっています。
熊本地震での被災者に対する行政支援も格差政策のひとつです。
小泉・竹中コンビが人生いろいろ、自己責任、抵抗勢力、刺客、
聖域無き改革と、叫びながらあらゆる格差を産み出し押し広げました。
小泉純一郎・竹中平蔵に鉄槌を !!
マツムシソウ (南阿蘇外輪山に咲きます)
一の峰、二の峰に咲く マツムシソウ。
(金峰山、二の岳、三の岳。その後ろの雲仙普賢岳です。)
分かりますかぁ~?