半世紀ぶりのPENTAX

 1971年に初めて我が物とした一眼レフはASAHI PENTAX SP。レンズ交換が面倒なので(この頃のPENTAXはM42スクリーマウント)73年にSLを買い足し、78年に2台を後輩に譲りNikonに移行して以来のPENTAX。同時代の小さなニコン、Nikon EM、FG等と比べても明らかに小さい、OLYMPUS OM-1よりも更に小さい、PENTAXが元気だった頃のME Super。良い物感満載です。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは12月3日に撮影した写真を6点掲載しております。初冬、小春日となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/3b70ec760b4cf8f47306a50307038df1

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#PENTAX # PENTAXSP # PENTAXSL #MESuper #銀塩カメラ #アナログカメラ #フィルムカメラ

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素敵なOLYMPUS

 昨日、実は郷秋<Gauche>、ニコン使いではありますが「密かにOLYMPUSにも想いを寄せておりました」と書きましたが、今日はその証拠写真。

 1966年10月発売のOLYMPUS PEN FT(35mmフィルムハーフサイズの一眼レフ)と43年後の2009年12月発売のOLYMPUS PEN E-P2(マイクロフォーサーズのデジタル一眼)です。

 どちらも小型軽量を旨とするOLYMPUS・オリンパスらしいカメラです。画像サイズの35mmフィルムハーフサイズとフォーサーズとは、実はほぼ同じサイズなのです。偶然なのかE-P2の設計者がPEN FTを意識したのかどうかはわかりませんが、ボディーサイズもほぼ同じです。

 個人的にはつい最近購入したような気がしているE-P2も、実はもう13年も前の発売で、ミラーレス一眼カメラとしてはもはやクラシック入りの部類ですが、デザインのテイストはまったく古さを感じさせないのはさすがOLYMPUSですね。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは10月22日に撮影した写真を6点掲載しております。秋本番から晩秋へと移ろうかと云う森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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#オリンパス # OLYMPUS #オリンパスからOMシステムへ #PENFT #PENE-P2 #クラシックミラーレス一眼カメラ

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さようなら、OLYMPUS



ペンタ部(かつてペンタプリズムがあった場所)にOLYMPUSではなくOM SYSTEMと書かれたOM-5。
画像はOMデジタルソリューションズの広報資料

 OMデジタルソリューションズ株式会社(OM Digital Solutions Corporation)から新しいカメラ、OM-5が発表されました(11月発売予定)。

 OLYMPUSのOM-5ではありません。OMデジタルソリューションズ株式会社のブランドであるOM SYSTEMのOM-5です。と云うことは、これから登場するカメラはオリンパスではなく、すべてOM SYSTEMブランドになるのでしょうね。

 OMデジタルソリューションズの前身は、オリンパス株式会社の映像事業部門です。今はOM SYATEMのWebsiteトップの右端に小さくOLYMPUSと書かれておりますが、これも数年のうちには取り去られてしまうのでしょうね。悲しいことです。

 オリンパス(OLYMPUS)は35mm一眼レフでは最後発のメーカー・ブランドでしたが、小型・軽量と云う確固とした哲学に基づく製品群を提供し、一定のファンを獲得しました。数多あったメーカーが次々に脱落する中にあっても、その哲学を貫き通しデジタル時代の今日まで生き残りましたが、近年の経営環境は厳しく、新聞紙上を賑わせたことは記憶に新しいところです。

 オリジナルOM-1が登場した時には「サロンパスの一眼レフ?」などと小馬鹿にしたりもしましたが、オリンパスは郷秋<Gauche>が密かに想いを寄せていたブランドでもありました。ですから伝統あるOLYMPUSの名前が消えてしまうのが残念でならないのです。
 さようならサロンパス、元へ、さようならオリンパス。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは10月22日に撮影した写真を6点掲載しております。秋本番から晩秋へと移ろうかと云う森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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#去りゆくオリンパス #去りゆくOLYMPUS #オリンパスからOMシステムへ #OMSYSTEM

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里の秋、里山の柿

 タイトルと写真を見ると、どんな山里に出かけて撮ったのかと思う方もおられるかも知れません。今日は種明かしをするとしましょう。

 柿の木があるのは私が「すみよしの森」と名付けた、恩田の森(横浜市青葉区に所在)の四つの森のうち一番大きな森の南麓。柿の木の向こうの森は、やはり私が勝手に「あかねの森」と名付けた森の北側。そして、柿の木とあかねのも森との間の下の方には「こどもの国通り」と「横浜高速鉄道こどもの国線」が通りクルマがたくさん行き来し、こどもの国線では牛電車やひつじ電車が時折走っている、そんな場所で撮った「里の秋、里山の柿」です。

 「写真は真実を写しているのか」とは、永遠の命題の一つですが、この写真から云えることは「写真に写っているもの(こと)は事実であっても、その写真が真実を語っている保証はない」と云うことです(上の写真はたわいもない、何の実害もない例ですが)。

 ですから私たちは一枚の写真を見る時、一編の動画を見る時には、そこに写っていないものに対する想像力を働かせなければいけないのです。可能な限りの正しい知識や情報に裏付けられた想像力をフル稼働させて、写ってないものを想像し、写っているもの(こと)が真実を語っているのかどうかを判断しなければならないのです。

 写真や映像は真実を語っているとは限らない。撮影者の意図によって「嘘」を語らせることが可能なのが写真であり映像であることを肝に命じておくことが必要なのです。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは10月9日に撮影した写真を5点掲載しております。秋本番を迎えた森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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#写真は真実を写しているのか #写真に関する命題 #写真を見る眼を養う #真実を見る眼を養う #柿の実 #こどもの国通り #こどもの国線 #事実とは何か #真実とは何か

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烏揚羽?

 動くものは撮らない(撮れない)郷秋<Gauche>ですが、さすがに目の前にいたのでレンズを向けてみました。でも、やはり難しいですね。もっぱら動かない風景と樹木・草花ですから、カメラのAFがシングルAFにセットしてあります。動くものを撮るのだとすればコンティニュアスAFじゃないと無理ですね。さすがにとっさには変えられません。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月17日に撮影した写真を6点掲載しております。稲刈り時を迎えた森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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#カラスアゲハ? #動くものは苦手 #人も苦手 #餅は餅屋

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Nikon FM3A+Ai Zoom Nikkor 28-50mm F3.5S

右側のレンズはFM3A用に設計された
Nikon Fマウント最後のMFレンズ、Ai Nikkor 45mm F2.8P

 新しい(でも古い)レンズを入手しましたので久しぶりに(カメラとレンズを)撮ってみました。カメラ本体はこれまでも度々登場してもらっているFM3Aですが今日の主役はAi Zoom Nikkor 28-50mm F3.5Sです。ここ4、5年探していたのですが、純正のフード(HK-12)付きの程度の良い(AB+)ものをリーズナブルに入手することができました。

 ニッコールにズームレンズは数あれど、広角ズーム(広角〜広角/広角〜標準)はMF、AF通しても多くなく、特に今回入手したMF28-50mmはAF移行の直前の登場で販売期間も短かったために中古市場に出回っているものも多くないようです。そのような中で純正のフード付きのものを入手できたのはラッキーでした。

 そのうちにレンズだけの写真を撮ってみたいと思いますが、この28-50mmはフードを付けた時のスタイルが素晴らしいんです。

 ズーミングは直進式でピントリングを兼ねるタイプなのですが、フードはそのピント・ズームリングの先端に被せてねじ止めします。広角側にズーム(手前に引く)するとフードが前玉近くの浅い位置となり、標準側にズーム(送り出す)すると前玉に対してフードが深く被ってくる、理に適った構造となっています。

 いっときよりは随分と涼しくなったとは云えまだ湿度が高いので、湿度が下がってきましたら郷秋<Gauche>のコレクションの詰まったトランクを開けて、同時代のレンズと共に28-50mmも再度ご覧いただきたいと思いますのでどうぞお楽しみに。

 横浜の住宅と地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは8月27日に撮影した写真を7点掲載しております。白露前の森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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#Nikon FM3A #Ai Zoom Nikkor 28-50mm F3.5S #Nikon #ニコン #Nikkor #ニッコール #ズームレンズ

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昭和なカメラ、Nikon EMと高校野球 〜ポカリスエット

画像は大塚製薬POCARISWEATのスクリーンショット

 甲子園の結果を伝える新聞紙面の隅にポカリスエットのCMが連日掲出されている。どことなく昭和チックな色合いで野球部員のユニホームもそれっぽい感じ。そして中島セナさん扮する校内新聞の女子部員(勝手にそう思って見ているのだが)が持つカメラもまた昭和のカメラ。なんと我らがニコン(Nikon)のEMである。

 ニコン EMは名機である。なぜ名機かと云うと、それまでの一眼レフは高性能ではあっても大きく重たく(そして高価で)操作が難しく(機械に不慣れな)女性が扱うには不向きであったのだが、EMは世界で初めて女性が使用することを想定して作られた、軽量小型で操作が簡単(かつ廉価)なカメラなのだ。

 さらにそのボディは可愛らしく、それでいて精密機械である一眼レフであることことを忘れていない、実に巧妙にデザインされているのだ。このEMをデザインしたのは泣く子も黙る世界一の工業デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロ(1938-)である。ニコンは1980(昭和55)年に発売となるMF一眼レフの最高峰F3とEMのデザインを同時にジウジアーロに依頼しておりその結果、大きさも性格もまったく異なるモデルでありながら共通したテイストを感じる仕上がりとなっている。

 上の写真では判断が難しいが、レンズは鏡胴がやや長く「カニの爪」が有るように見えることからEMと同時に発売されたAi Nikkor 50mm F1.8Sではなく、ひと世代前(1977年発売)のAi Nikkor 50mm F2であるように見えるがどうだろうか。

 と云うわけで、昭和な時代の高校野球部の球児たちを撮る女子新聞部員が持つカメラとしてEMを選んだ制作会社のセンスは概ね褒めて良い。ただし、先にも書いた通りレンズがAi Nikkor 50mm F2であるとすると、このレンズはEM発売一年前の 1979年に発売終了となっているので時代考証的には正確ではないと云うことになってしまう。

 ちなみに、大塚製薬が製造販売するポカリスエットは1980年の発売のようなので、この点を考慮して時代設定したCMであったとしたら、それは結構大した作品と云えるだろうか。


 今日はもう一枚。本日の主役たるNikon EM(レンズは国内未発売のSeries E 50mm F1.8)とNikon F3P(レンズはAi Nikkor 50mm F1.4S)。いずれも郷秋<Gauche>のコレクションより。

 横浜の住宅と地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは8月6日に撮影した写真を6点掲載しております。真夏の森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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お知らせ:命も危うくなる程の猛暑が続いております。多少なりとも気温の低い日を選んでの散歩・撮影となっておりますので更新も毎週末とはいかず不定期となっておりますことをご承知おきください。

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#Nikon #ニコン #一眼レフ #EM #F3P #Aiニッコール #Series E #ジョルジェット・ジウジアーロ

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Nikon Z8 デザイン考

画像はhttps://twitter.com/camerainsider/status/1553625709263724545 のスクリーンショット。

 いくつかのカメラ関係サイトで「近日中にZ8またはZ6IIIが登場する」という「噂」が掲載されています。比較的正確な情報を掲載しているNikon Rumorsはこの噂を否定していますがhow2fly氏が、これがZ8だとしてtwitterに投稿したのが上に掲載した画像です。

 上の画像でお気付きの通り、Z8だとする画像はまさにZ9の縦位置用のグリップを切り取った(だけの)デザインです。掲載の画像は実際Z9の縦位置用のグリップをPhotoshopで切り取り、更にわざわざ低画質にしたものなのでしょう。

 実際にZ8が登場するか否かは分かりませんが、Z9を模したこのZ8だとする画像のデザインは悪くありません。少なくとも郷秋<Gauche>の好みです。私がZシリーズに移行しない理由の一つが7以下のZシリーズのデザインの悪さなのです。

 7以下のZシリーズでは、ミラーレスであることからの小型軽量を目指し、全高をギリギリまで詰めた結果、大口径のZマウントの上部が軍艦部から飛び出しEVF部(かつてのペンタ部)まで食い込んでしまっています。そのためにNikonのロゴタイプがある部分が何とも無様な形(デザイン)になっているのです。

 それに引き換え最新のZ9では、無理に全高を小さくする必要がないことから、大きなZマウントがボディの比較的上部に配置されながらもマウント基部は軍艦部の下までで収まりEVF部まで食い込んでいません。このためEVF部正面は平面を保ちNikonのロゴタイプが綺麗に収まり、旧来からのNikon SLRと共通の品格ある佇まいとなっているのです。

 もしZ8が登場するなら是非ともこのZ9と同様のデザインであった欲しいものだし、軽量コンパクトを旨とするZ5以下のモデルはともかく、中上級機種であるZ7、Z6も同様のデザインとして欲しと、強く願うものであります。それだけの変更により旧来からのNikonらしさを取り戻し、多くのファンをZシリーズに呼び込むことができるのならば、それは実にリーズナブルな投資と云えるのではないでしょうか。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは8月6日に撮影した写真を6点掲載しております。真夏の森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/c6e27670a1ff15a45ecfcd0a137c918b

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#Nikon #ニコン #ミラーレス #Zシリーズ #ペンタ部のデザインが不評 #EVF部のデザインが不評 #Z8

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後藤哲朗氏曰く「D900をやってみたい。」

 AERAdot.に後藤哲朗氏のインタービュー記事が掲載されておりました。https://dot.asahi.com/dot/2022072200069.html?page=1
 14日にも書きましたが、12日に日本経済新聞が「ニコン、一眼レフカメラ開発から撤退 60年超の歴史に幕」と題した、事実に基づかない記事を配信したことを受けての記事であることは明白です。
注:後藤哲朗氏略歴:千葉大学工学部電気工学科卒業。1973年に日本光学工業(現ニコン)に入社し、F3の電気回路設計、F4の電気系リーダー、F5のプロダクトリーダーを務め、D3シリーズまでの一眼レフカメラや交換レンズの開発を指揮。2009年に設立したニコン内「後藤研究室」でニコンDfを企画。2019年6月25日をもってニコンを退職。

その後藤氏曰く。
 「一眼レフの『歴史的』な役割はもうとっくに終えているのではないでしょうか。というのも一眼レフの性能はもう行き着くところまで行きましたから、もうこれで十分だと思うのです。ですから、今後はミラーレスのZシリーズがそれを受け継げばよいのです」

 そしてインタビュアー最後の「もし、いまカメラ開発に携われるのであれば、何をやりたいか」との問いに対しての答えは・・・
 「一眼レフシリーズのなかでは『D900』という名称が空白なのですよ。100番台の製品はD100からD850まで埋まっています。ですから、例えばD850をリファインし、D900としてシリーズを終える。『長い間有難うございました。これが最後のニコン一眼レフです。今後はZシリーズで!』と力強く宣言して花道に送り出したいですね」。
注:より正確には、D400番台も欠番になっている。


 ニコンのDSLRの集大成として、もしD900が登場するならば、それは2001年にMF一眼レフの歴史の最後にニコンが持つMF SLR技術の全てを投入して世に出したFM3A、プロ用SLRも完全にデジタルの時代となっていた2004年にニコンのAF SLRのノウハウの全てをつぎ込んで世に送り出したF6と同様のマイルストーンと云うことになる。

 ニコンが持てるデジタル一眼レフの技術の全てをつぎ込んだDSLRの完成型としてのD900が本当に登場するのだとすれば、郷秋<Gauche>はきっと手に入れることになるでしょうね。でも、今のニコンの経営状況がD900の開発を許せる状況なのかどうか。FM3AやF6が登場した時代とは違うことを考えると、それは「夢」でしかないのかなぁ・・・

 と云う訳で今日の一枚は、ニコンが持てるMF SLR技術の全てを投入したMF一眼レフの最後にして最高峰、Nikon FM3A。レンズはFM3A用に新たに設計されたNikkor 45mm F2.8P(MFでありながらCPU内蔵。最新のDSLRでも各種AEを利用できる)。いずれも郷秋<Gauche>のコレクションより。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは7月17日に撮影した写真を6点掲載しております。雨が続いた後の森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/ca43b5e624ee2fbe08dee7669faaeca6

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#Nikon #ニコン #一眼レフ #SLR #DSLR #デジタル一眼レフ #ミラーレス一眼 #FM3A # Nikkor 45mm F2.8P #一眼レフの最高峰

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伸るか反るかPENTAXの独自路線

 14日に「一眼レフの終焉」と云う小文を書いた(https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/824e7653991c982ef0aa0d3782f924ba)。

 12日に日本経済新聞が「ニコン、一眼レフカメラ開発から撤退 60年超の歴史に幕」と題した憶測による、事実とは異なる記事を配信。これに対してNikon(ニコン)が「本日、一部報道機関より、当社が一眼レフカメラ開発から撤退という報道がなされましたが、憶測によるもので、当社が発表したものではありません。デジタル一眼レフカメラの生産、販売、サポートは継続しており、ご愛用のお客様には引き続きご安心してご利用頂ければと思います。」と、コメントしたことを踏まえて書いたものである。

 その後も別ソースではあるが、もう一方のデジタル一眼レフ(DSLR)の雄であるキヤノンも数年以内にDSLRの生産を終了するとの(憶測)情報が流出するなど、ニコンが否定しようがキヤノンが否定しようが、日経の記事が事実に基づかないインチキ記事であったとしても、カメラ業界の流れが「その方向」であることは否定できない事実なのである。

 国内にはレンズ交換式カメラのブランドが8つあるが、2022年7月現在、各社のDSLRとMirrorlessの製造・販売状況は次の通り。

ニコン(Nikon) --> DSLR & Mirrorless
キヤノン(Canon) --> DSLR & Mirrorless
ソニー(SONY) --> only Mirrorless
富士フイルム(FUJIFILM) --> only Mirrorless
パナソニック(Panasonic) --> only Mirrorless
オリンパス・OM SYSTEM(OLYMPUS) à only Mirrorless
ペンタックス(PENTAX=RICOH) --> only DSLR
シグマ(SIGMA) --> only Mirrorless

 ソニー、富士フイルム、パナソニック、オリンパス・OM SYSTEM、シグマの5社はすでにミラーレス機専業となっており、ニコンとキヤノンのみが DSLRとミラーレス機を併売。この2社も遠からずミラーレス機専業となるものと思われる。
注1:レンズ交換式カメラへの参入が遅かったパナソニック以外の7社は、銀塩(フィルム)の時代には一眼レフを製造販売していた。
注2:デジタルの時代になってミノルタからカメラ事業を引き継いだソニーは、当初はDSLRを製造・販売していた。
注3: 富士フイルム、オリンパスとシグマの3社は、以前はDSLRを製造(富士フイルムはニコンのOEM)・販売していた。

 こうして8社の業態を一覧するとPENTAXだけがDSLRのみの製造・販売と、他の7社と異なる状況であることに気づかれることだろう。そう、PENTAXは「PENTAX believes in the future of SLR photography.」https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/brand/pentax/vision/index.htmlを掲げ、一眼「レフ」専業で行くことを宣言しているのだ。

 CDが登場して40年が経つ昨今、アナログのLPが売れている(USAではCDよりもLPの売上枚数が多いのだとか)、日本では「カメラ女子」を中心にフィルムのカメラで写真を撮るのがブームになるなど、アナログの良さが見直されているけれど、ミラーレス全盛の時代に、果たしてPENTAXの一眼レフを新たに購入し愛用する方がどれほどいるのか、これから数年、PENTAXからは目が離せない状況であるなぁ。

 と云うわけで今日の一枚は、本日話題の愛機PENTAX、 SL+28mm F3.5を構える若かりし頃(大学3年頃)の郷秋<Gauche>。ちなみに郷秋<Gauche>最初のカメラはPENTAX SP。その後PENTAX SL、Nikon ELを買い増し。PENTAXを手放しELのみで25年。Nikon D70を購入し写真再開。その後はニコンのDSLRを十数台購入し、現在はD850とD800の二台体制。これまでに購入したミラーレス機はOLYMPUS E-P2のみ(現有)。

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#Nikon #ニコン #DSLRの終焉 #時代はミラーレスへ #さようならDSLR #PENTAX #ペンタックスの独自路線

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一眼レフの終焉


(郷秋<Gauche>のコレクションより)

 12日、日本経済新聞が「ニコン、一眼レフカメラ開発から撤退 60年超の歴史に幕」と題した記事を配信。

 これに対してNikon(ニコン)が「本日、一部報道機関より、当社が一眼レフカメラ開発から撤退という報道がなされましたが、憶測によるもので、当社が発表したものではありません。デジタル一眼レフカメラの生産、販売、サポートは継続しており、ご愛用のお客様には引き続きご安心してご利用頂ければと思います。」と、コメント。

 ニコンのカメラの歴史を振り返れば、1959年に世界最高峰の一眼レフNikon「F」(SLR)の登場から間もなくレンジファインダーのSシリーズの製造・販売は中止、すでにデジタル方式一眼レフ(DSLR)の普及が始まっていた2004年のF6以降銀塩(フィルム)方式一眼レフの新規開発は行わず、そのF6も2020年に販売終了している。

 新機軸のカメラが登場すれば、旧形式機の開発は終了し、最終型の生産および販売が細々と継続。やがて生産は終了し在庫払拭により市場から姿を消すことになる。まさに「盛者必衰の理」である。

 現行機種の新規購入については今しばらく可能だろうが、これがいつまで続くかはニコン次第。Fマウントのレンズも同様。MFレンズの最終盤と同様に、売れ筋のものだけに絞られつつあと十数年は続くだろか。ボディにしろレンズにしろ、中古市場には膨大な数の在庫がありニコン本体のメンテナンスサービスが受けられるから当分の間は安心してニコンのDSLR、Fマウント機を使用することができる。

 ただし、時代がDSLRからミラーレスに移っていくことは間違いのない事実なので、その覚悟だけは今からしておく必要があるだろう。

 蛇足ながら、すでにFの時代となっていた1964年にレンジファインダーのS3とSPが再生産・販売されたこと、またDSLRの時代を迎えていた2000年にS3が2000台、2005年にSPが2500台再生産されたこと、2000年にニコンが持つMF SLR技術の全てを投入したSLRの完成形であるFM3Aが通常販売モデルとして発売されたことを記憶にとどめておいても良いだろう。一つの技術が終焉を迎えた時、その技術の全てを注ぎ込んだメモリアルモデルが登場するのが、ニコンの伝統でもあるのだ。

 と云う訳で今日の一枚は度々ご覧いただいているので恐縮ではありますが、1959年発売のNikon F(右)とFシリーズの完成形、1968年発売のPhotomic FTn。

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#Nikon #ニコン #DSLRの終焉 #時代はミラーレスへ #さようならDSLR

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「いのち」


 コナラの老木の幹から芽生えた新しい「いのち」。

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#コナラ #ブナ科コナラ属 #老木からの芽生え

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Nikon Z 30発表!


 予てよりの噂通り、昨日Nikon(ニコン)の新しいミラーレス一眼、Z 30が発表されました。ニコン自身が「日常のVlog撮影からこだわりの撮影まで、幅広いシーンでの動画撮影に適した小型・軽量のミラーレスカメラ」と書かれておりますので、まさしくVlog用に最適化されたカメラだと云うことのようです。つまり・・・


 こんな感じで使うことが一番似合うカメラだと云うことですね。
注1: SmallRig トライポッドグリップ3070 リモコンML-L7セットおよびSmallRig ウィンドマフ3859は別売。

 郷秋<Gauche>は動画を撮らないので食指は動きませんが、普段Z 9あたりをお使いの方ですと、サブというより「チョイ撮り」用に持っていると便利なカメラかも知れませんね。

 ちなみに明7月1日10時から予約開始とのことで価格がオープンになっておりませんが、とある情報によればボディのみ98,000円(程度、税込。以下同)、レンズキット120,000円、Wズームキット150,000円とのことです。

注2:画像はいずれもネット上で公開されていた広報用写真です。

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お知らせ:酷暑のため6/25以降の撮影・掲載を休止しております。

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#Nikon #ニコン #ミラーレス一眼 #Z 30 #Vlog用 #Vlog最適化 # SmallRigとタッグ

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Nikonの収益に占めるDSLRの割合が激減

 2021年 のNikonの収益にDSLR(つまりFマウント機とそのレンズ)の占める割合は30%であり、ミラーレス(つまりZマウント機とそのレンズ)の51%を既に下回っている。2025年にはこの傾向がさらに進み、DSLRが4%、ミラーレスが82%になるという予測。
https://petapixel.com/2022/05/26/nikon-plans-to-basically-abandon-dslrs-by-2025/

 2025年って、そんな先の話じゃない。3年後ですよ。もうすぐ「ニコンと云えばZマウント」の時代がやって来るのです。

 フィルムからデジタルへの転換は1999年のD1発売に始まり、2006年のF5販売終了までの7年間で完了しましたが、Fマウント(DSLR)からZマウント(ミラーレス)への転換は2018年のZ7発売に始まりFマウントによる収益が4%になる2025年で完了。奇しくも同じ7年で再び時代が大きく変わることになるようです。

 2025年以降に残るFマウント機はD6のみと云うことになるのでしょうね。この時点で新たにD6ボディを購入しようと云う方は多くないでしょうから4%はほぼFマウントレンズによる収益と云うこと。

 FマウントのMF機の販売が終了してからも約20年間はモデルを絞りながらもMFレンズの販売が継続されましたが、現行のFマウントレンズがいつまで販売されるのか気になる方は多いでしょうね。

 まぁ、新品にこだわらなければFマウントレンズはMF・AF・AF-S共に中古市場で大量に流通しておりますので当分の間困ることなないと思いますがね。

 と云うわけで、今日の一枚は記事本文とは何の関係もない、今ぞとばかりに咲き誇る皐月(さつき、ツツジ科ツツジ属)。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは5月28日に撮影した写真を5点掲載しております。一気に夏がやって来たかと思うほどの陽気となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/e5a30eb1b4f92646622c56dcfd0898f5

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#Nikon  #ニコン #DSLRからミラーレスへ #Fマウント #Zマウント #ツツジ科ツツジ属 #初夏 #梅雨間近

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C社の一人勝ちとS社の急落、そして画素数競争一段落

 一眼レフとレンズ交換式ミラーレス一眼カメラのお話ですが、こう云う場合には元ネタをご覧いただくのは手っ取り早いですね。
https://www.bcnretail.com/market/detail/20220515_279334.html
  画素数競争の件は置くとして、まずはスクロールして下の方のグラフをご覧くださいな。CANONとSONY二強の争い、ぐっと離れた三位以下は混戦・苦戦かと思ったら、昨年(2021年)9月にC社を僅差で交わしてS社がトップになったかと思ったら10月以降は急降下。三位以下は低水準・団子状のままですのでS社が減った分は丸々C社へ。

 実は三位以下も結構面白くて、今年4月にはOlympus(OMDS)がわずかにS社を上回り2位になっていますね。3月から4月への折れ線の傾斜が続くと仮定すればと云うお話ですが、5月はOlympusが単独二位をキープし、S社とNikonが三位争いガチンコ勝負となりますね。ひと月後に公開されるであろうデータが今から楽しみです。

 さて、上の方のグラフですが、要するにデジタル一眼レフ普及元年の2004年(Nikon D70のレンズキットが20万円で発売になった)、600万程度であったイメージセンサーの画素数は1200à1600à1800à2400à3600と増加の一途をたどリ、昨今の上級機種(35mmフルフレーム)では4500万画素以上となってきておりましたが、ここにきてその上昇が止まったのではないかと云うBCNの分析です。
注1:APS-Cサイズのセンサー搭載機は2400万画素程度まで
注2:マイクロフォーサーズ規格の機種は1600-2000万画素程度
注3:超高画質だと騒がれている動画の8Kは7680×4320pixelで、約3300万画素(参考情報)。

 ユーザーが、画質の良し悪しに画素数は関係なく、2400万画素もあれば必要かつ十分以上であること、同時に過剰な画素数(過大なデータ量)がHDD/SSDの空きを無駄に食い潰すだけであることにようやく気付いたと云うことでしょうか。

 これは大変良い傾向だと思います。だってそうでしょう、作品の良し悪しを決めるのは使っているカメラやレンズ、ましてや画素数などではなくその内容、つまり撮影者の意図が作品に正しく反映されているかどうか、そしてその作品が見る者に作者の意図を語りかけてくるかどうかと云うことなのですから。

 と云うわけで今日の一枚は、上の漫文とはなんの関係もなく今が盛りの松葉菊(まつばぎく。ハマミズナ科マツバギク科)。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは5月12日に撮影した写真を7点掲載しております。田植え間近となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/a0b4071594bee6230bcbed1cc9c2f3ad

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#一眼カメラのシェア #ニコン #キヤノン #ソニー #オリンパス #画総数競争 #写真作品の良し悪し #松葉菊 #まつばぎく #ハマミズナ科マツバギク属 #一眼レフ

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