猪苗代第一発電所(その4)

 

 昨日の1枚目でご紹介した、道路を跨ぐ水路が吸い込まれていくのが膳棚(525m)。その膳棚山山頂直下のトンネルを抜けて出たところにあるのが、この貯水槽。発電所の107mの直上に位置している。大きさとしては8コースある25mプール程であるが、さすがに危険だからであろう、私の背丈よりも高い柵が巡らされており、容易に近づくことは出来ない。止むを得ず背伸びして腕を伸ばしノーファインダーで撮ったのがこの写真。何枚か撮った内の1枚だが、こういう時にはデジタルの有難さを強く感じることになる。
 

 貯水槽を横から見たところ。右半分は水路と同じような構造だが、左半分は石積み、レンガ積みとなっている。水路と同じコンクリート造りの部分は、近年までに幾度かの補修をしていることを伺わせるが、石積み、レンガ積みの部分は建設当時のままのように見受けられる。コンクリートよりも、石やレンガの方が耐久性に優れていると言うことか。

 ようやく水は発電所の直上までやってきました。明日は最終回。発電所のタービン目がけて一気に駆け下る送水管などをご紹介いたします。
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