唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
ニコンのFX対応標準ズームレンズ
いつも拝見しているエンジニアの嗜みに、Nikon(ニコン)が24-70mm f/3.5-4.5他数本のフルサイズ(ニコンが云うところのFXフォーマット)対応のレンズ数本の特許を出願しているとの情報が掲載されていた。現在ラインナップされているFXフォーマット対応Nikkorの標準ズームは24-70mm f/2.8G ED、24-120mm f/4G ED VR、28-300mm f/3.5-5.6G ED VRの3本のみなので(古いDタイプを除く)選択肢が大きく広がる可能性が出てきた。
現行の24-70mmは極めて高い光学性能と引き換えにやたらに大きく重たくかつ高価である(それでいてVRが付かない)。24-120mmと28-300mmは比較的リーズナブルな価格だが、どちらも歪曲収差と周辺光量落ちが大きいなど、携行性向上のために、光学性能が無視できない程大きな犠牲となっており、どちらも積極的に選択できるレンズではないと郷秋<Gauche>は考えている。
そこに件の情報である。特許が出願されたからと云って、実際に発売になるとは限らないし、発売になるとしてもどれ程の時間がかかるのかはわからないが、24-80mm f/3.4-4.5や22-80mm f/3.5-5.6等はなかなか魅力的。後者などはこれがあれば他に広角レンズが要らないのではないかと思う程である。
さて、郷秋<Gauche>は、来たるべき時のために、既にAF-S 24-85mm F3.5-4.5Gと云うレンズを手元においてある。本格的デジタル時代到来以前に設計されたものだが、大きさ・重さ共にD70の標準ズームとして登場した18-70mm F3.5-4.5と変わらぬ軽量コンパクなレンズで、ちょっとしたスナップなどでは大いに活躍が期待される。
このAF-S 24-85mmに代わる、デジタル専用に設計された24-80mmや22-80mmが登場するなら、これはもう「買い」だろうな。ただし、両方とはいかないから、どちらにするのか、楽しい悩みが増えることになることは間違いない。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、夏から秋にかけての花、百日紅(さるすべり)。名前の通り、梅雨が終わってから中秋の頃まで咲く。