唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
どうする、GR-D
GR-DとはRICOHの高級コンパクトデジタルカメラ、GR Digitalの事である。軽量コンパクトながら高解像度のレンズと1/1.7型CCDを持ち、一般的なコンパクトデジタルカメラの倍ほどの価格にも関わらずプロの写真家・カメラマンのみならず上級アマチュアにも支持さている(いた)、かつてのローライ35のようなポジションのカメラである。
その高級コンパクト、GR Digitalの座が後発のキヤノンG1X、ソニーRX100など、コンパクトでありながらAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載するカメラの登場により危うくなっていると云う。それはそうだろう。いくら「高解像」を謳ってみても所詮1/1.7型、APS-Cサイズのイメージセンサー搭載機には太刀打ちの出来ようもない。
そこでと云う事なのだろう、RICOHがAPS-Cイメージセンサー用の19mm(35mm判換算28mm)F2.5の特許を出願中とのこと。IV型までは1/1.7型で頑張って来たGR Digitalだが、さすがに次期V型では1/1.7型からAPS-Cにグレードアップと云う事になるのだろうか。
考えてもみれば、オリジナルGRは35mmフィルムを使ったコンパクトなカメラであった訳で、デジタル版GRも35mmフルサイズとは云わないがAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載するべき時代になったとも云えるな。GR Digital Vの登場を楽しみに待つことにしよう。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、梅雨のさなか、畑の隅で咲き始めた藪萱草(やぶかんぞう)。藪萱草が終わると一重咲きの野萱草が咲き始める。
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