2回羽状複葉

 栴檀(せんだん)の花が咲いているので撮って欲しとのご依頼を頂いたので、さっそく「ロケハン」に出かけてみた。50カット程の写真をモニターで確認していて栴檀の葉が羽状複葉であることに気が付いた。でも待てよ・・・。手元にあった「葉で見わける樹木」(林 将之著、小学館)を開いてみると「2回羽状複葉」であると書かれている。確かに羽状複葉が更に羽状に並んでいて、これで一枚の葉なのだと云う。成る程。

 そう云えば「栴檀は双葉より芳し」と云う。栴檀の木が稚樹の時から良い香りがするように、大成する人物は幼い時から優れているものだと云う意味だと思いながらも何気なく検索してみたら、あ~らビックリ。ここで云う栴檀は、白檀(びゃくだん)の事なのだと書かれている。成る程。

 知っていると思っていることでも改めて調べ直してみると、
羽状複葉ではなく「2回羽状複葉」であることが解ったり、栴檀が良い香りがするのだと思い込んでいたのに、実はそれは白檀の事なのだと云う事が判ったり。いやはや、何事も奥が深く、自分が如何にも浅学であることを思い知らされた、今日の「ロケハン」であった。


 この写真を見ると、2回羽状複葉が更に放射型の羽状になっている。これって「3回羽状複葉」と云う事になるの?!

 「恩田の森Now
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Facebookにも書きました通り、先週末は帰省しておりました故、散歩・撮影は叶いませんでした。明日は撮影を予定しておりますので楽しみにお待ちください。
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/

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