唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
続々・花水木
今日もまた我が家の庭の花水木(はなみずき, Dogwood, Corniolo)です。一昨日と昨日はピンクの花をご覧いただきましたが、今日は白。実は我が家の門柱の両脇に紅白の花水木が一本ずつ植えてあるのです。どうしてもフォトジェニックなピンクの方ばかり撮ることになるのですが(^^;
ところでこの花水木、今では街路樹や公園樹、庭木としてもたくさん植えられ私たちにとっては身近な樹木の一つとなっていますが、実はほんの100年前にアメリカ合衆国からやってきた新参者なのです。
1912年に当時の東京市長、尾崎行雄が日米両国の友好の印としてアメリカ合衆国ワシントンD.C.に染井吉野の苗木を贈りました(それがポトマックは河畔の桜並木です)。その返礼として1915年に贈られてきたのが北米原産の花水木でした。これが日本における花水木の始まりなのです。
記録によれば贈られたのは白花の苗木が40本、ピンク花の苗木が20本の計60本だったそうですが、それらのほとんどは太平洋戦争中に伐採されるなどし、戦後改めて植樹されたものが日本全国に広がったようです。
「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは4月1日に撮影した写真を6点掲載いたしております。花盛りの森の様子をどうぞごらんください。
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