唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
ニコンF一桁一眼レフの系譜と庭の花たち
先週我が家にNikon F4がやってきたことからNikon Fの系譜がにわかに気になりだした。と云うか、しばらく大人しくしていた虫が動き出した(^^; ちょうど週末で多少時間もあったので、かなり前に作りかけのまま放っていたニコンF一桁一眼レフ各モデルの発売時期などをまとめた表を完成させた。参考情報としてF一桁以外の主な銀塩(フィルム)一眼レフとデジタル一眼レフの発売年も入れてみた。
来年には60年にならんとするニコン一眼レフの歴史(それはとりもなおさず一眼レフカメラの技術革新の歴史でもある)を俯瞰するのはなかなか興味深いものがある。
まずは、60年の歴史の1/3、20年と云う長きにわたり現役であったF3の存在。20年に及ぶF3の歴史の中でF4が生まれて消え、そしてF5が生まれている。それほどに長く「Top of the SLR」の座に君臨したF3。多くのプロ・アマチュアに愛された名機の証明である。
次にF6。最後のフラッグシップ銀塩(フィルム)一眼レフとして、既にデジタルの時代となっていた2004年に登場したF6だが、登場から既に15年。F3には及ばないが既にF2、F4、F5の現役年数を超え、2018年現在Fに並ぶ15年目を現役として過ごしている。月に十台程度しか売れていなのではないかとは思うけれど(根拠はない。郷秋<Gauche>の独断的偏見による)今後、現役年数ではFを越しF3に迫ることは確実である。
そして、デジタルの時代が既に23年となったこと。既にFとF2の時代を超えているのだ。2006年に銀塩一眼レフの歴史が事実上終焉を迎えて(F6とFM10のみが細々と販売継続)すでに10年が経過しフィルムの時代が遠い昔のことのように思えるのだが、デジタルの時代が既にその倍の年月を経ていることには驚かざるを得ない。
2019年以降のことも気になるのだが、それは「脱レフ」の時代となることは間違いない。つまり、F3が最後のMF一眼レフに、F6が最後の銀塩一眼レフとなったように、D5が、そしてD850が最後の一眼「レフ」となるのだ。時代はノンレフレックスと大きく舵を切るのです。
1964年東京オリンピックにおいて一眼レフがレンジファインダーを駆逐し、2000年シドニーオリンピックにおいてデジタル一眼レフが台頭、2004年アテネオリンピックで銀塩一眼レフの姿が消えたように、2020年東京オリンピックでは一眼「レフ」は希少機種となり、ノンレフレックスのデジタルカメラがその主役となることは間違いないのです。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日に続いて「我が家の庭の花たち(その二)、舞い散った花水木の花びら。
「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは4月14日に撮影した写真を7点掲載いたしております。蘭春へと向かう森の様子をどうぞご覧ください。
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