唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
繰り返す日没と日の出
誰かが今日を一年の終わりの日と決めたから、今日は365日の中でも特別な日。そして明日もまた新しい一年の最初の日だから特別な日となった。地球ができて以来、ずっと続いている日没と日の出。今日と明日の繰り返しでしかないのに、物事に始めと終わりがあるように、一年にも始めと終わりがある。誰かがそう決めたから。何も変わらない今日と明日なのに。屁理屈をこねると「変人」と云うラベルを貼られるから(既に貼られているかも)、少しは今年一年を振り返ってみる。今日が特別な日だから。
六十数年生きてきた中で云えば、2021年は2020年に続いて余り良い年ではなかった。それは大きな災厄に見舞われたから。会いたい人に会えず、行きたいところに行けず、したいことができなかった。会うことに、行くことに、することに大きなリスクがあると云われるから。強行することもできたし実際そうした人もいたようだが、時と場合によっては、あるいは図らずもそのことが公衆に知れ渡ってしまうと非常識、不適切、規則違反であると責め立てられ、時に信用のみならず地位まで失ってしまった人もいた。
市井に生きる庶民にあっても、強い同調圧力によって我慢を強いられる場面も少なくなかった。しかし、考えようによっては同調圧力も悪いばかりではない。悪あがきをせず、何も考えず圧力に身体と思考を任せて漂っていれば無難に過ごすことができるから。人と変わったことをしようと思わない限り、ふわりふわりと世の空気に身を任せておけば安泰なのである。「出る杭は打たれる」「雉も鳴かずば打たれまい」「赤信号みんなで渡れば怖くない」。これも日本の有り難い文化であるなぁ。
と云うわけで今年最後の独り言は、今年一番の駄々文。写真は恩田の森のお気に入りの散歩道。こちらの方はモデルがいいから、まぁ普通程度の駄写真かな(^^;
今年一年、駄々文・駄々文写真にお付き合いくださった皆様に心よりお礼を申し上げます。いかに勝手気儘な「独り言」とは云え、ご覧くださる方がいてこそ17年も続けてくることができたのであります。来たる年も毎日の駄々文・駄々文写真を書き、撮り続ける所存ですのでお付き合いいただければ幸いです。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは12月25日に撮影した師走の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/429a72e09e5e952448b4f26bdf688d37
To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.
#大晦日 #一年の最後の日 #去年今年
コメント ( 0 ) | Trackback ( )