気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く5 その8 「アンツィオの三人です!!」

2014年04月28日 | 大洗巡礼記

 「小野瀬海藻店」から「まいわい市場」へと引き返すルートは、大貫地区の東側へ抜ける路地道を利用しました。大貫地区は江戸期頃までは海岸線ぞいに支道が通って桜の木が点在していたことが知られ、いまでもその一部が健在です。加波山神社の裏手から東に入ると古い集落内に進みますが、次の辻で北に曲がって民家の間の細い路地を進むと、各所で立派な桜の木を見ることが出来ました。


 青空に輝く満開の桜です。大洗町の商店街を北の宮下から南の大貫まで一巡してみますと、南へ行くほど満開状態の桜が多いことが分かりました。しかも幹回りの太い堂々とした古木が多いです。これに対して、大洗磯前神社の内外には梅や桃の木が目立ちますので、江戸期までの参詣道および街道筋の宿場の整備にともなう植生が水戸藩によって奨励された史実がよく理解出来ます。
 南の大貫や夏海における整備事業のメインは、勘十郎堀をはじめとする運河の掘削であったといいますから、植生事業はあまりなされず、昔ながらの桜の分布がそのまま残されたという流れなのかもしれません。


 道をたどっているうちに支道に進んで、いつしか丸山紗希の「大勘荘」の前を通りました。また泊まってみたい宿です。


 「大勘荘」の手前で市営駐車場の方へ曲がり、駐車場入口付近にある「藤乃屋」の前を通りました。今回で五度目の訪問になるのに、いまだにこのお店に入る機会を得ていません。ラーメンが好きなので、軽く一杯食べていきたいのですが、大洗では食べ歩きも少なくないので、なかなか空腹になりません。


 マリンタワーを見ながら「まいわい市場」へと回りました。今回の訪問では、翌日に同行者の方と一緒にマリンタワーに登る予定でしたので、久しぶりに大洗市街を一望することが出来るわけです。


 「まいわい市場」のレジコーナーで「イラストラリー」完了の申告をして用紙を掲示し、景品の缶バッジをいただきました。OVA記念のアンチョビのデザインでした。
 その後、「まいわい市場」の二階へと上がりました。その部分には今まで行ったことが無かったのですが、翌日に会うことになる同行者の方と以前に電話でやり取りしていた際に、数多くの戦車プラモデルの展示がされているということを教えていただきました。全く知らなかったので、とても気になってしまい、それが第一の目的で「まいわい市場」に向かったようなものでした。
 果たして、そこにはびっくりするほどに沢山の戦車キットが並べて展示してありました。嬉しいことに、大部分が1/35スケールの第二次大戦時の車輌であり、それぞれの所属軍隊の実際の姿にて再現してありました。


 実に壮観でありました。タミヤのミリタリーミニチュアシリーズなどは大体網羅されているんじゃないでしょうか。自分も戦車キットをガルパン仕様で作る楽しみに目覚めて、AFVの面白さや奥深さが次第に見えてきているので、戦車キットの完成品が様々に見られるというのは、大変勉強になります。
 興味深いことに、ガルパン仕様にて制作されたキットがほとんど見当たらず、全体的にWWⅡの世界になっていました。と言うよりも、意図的にそのような展示構成でまとめたのではないかと感じました。考えてみれば、ガルパン仕様の戦車キットは、大洗の各店舗に数多く展示されているのですから、わざわざこちらで同じような傾向を目指す必要が無かったのかもしれません。


 ですが、展示台の奥にはガルパンキャラクターのパネルやⅣ号戦車D型の幕などが貼られてありました。上画像の西住みほなどは、他ではあんまり見られない珍しいポーズをとっていました。


 その左側のウインドーには、アンツィオ高校のアンチョビ、カルパッチョ、ペパロニの三人のパネルが内側に貼り付けて展示してありました。公開間近になっているアンツィオ戦OVAに登場する。隊長と二人の副隊長です。副隊長が二人というのは、サンダース校もそうでしたが、ナオミが先任のポジションにあったようなので、アンツィオ校ではカルパッチョが先任副隊長ということになるのでしょうか。


 これから注目を集めるであろう、アンツィオ校の三人が揃っている場所であるのに、人通りが全く無いのは寂しい限りでした。イベント時には賑わっていたのかもしれませんが、一階の「まいわい市場」の賑やかさに比べると見事なくらいの閑散ぶりでした。
 ところで、アンツィオ校の三人のうち、アンチョビは「山戸呉服店」にパネルが置いておりますが、カルパッチョ、ペパロニのパネルもいずれどこかに設置されるのでしょうか。この二つのパネルを巡っての商店街での争奪戦がひそかに繰り広げられるのでしょうか。


 外の鹿島灘方面に目をやると、右手にリゾートアウトレットの展望塔が見えてなにかヨーロッパ風の景色に感じられました。地中海に臨む南イタリアの領主屋敷、といってもあてはまりそうな雰囲気で、イタリアティストのアンツィオ校に相応しいムードがなくもなかったです。


 駐車場には、朝に見かけた市場の社用車がまだ置いてありました。あんこうチームの五人だけでなく、ボコ熊もあるんですね・・・。いずれにしろ、業務用のワゴン車にこうしたアニメキャラクターのラッピングが施してあるのは、日本中でもここ大洗だけでしょうね。 (続く)

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