気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

アヒルさんチーム 八九式中戦車甲型 作ります !!  その1

2014年04月30日 | ガルパン模型制作記

 私のガルパン戦車模型の第五作として、アヒルさんチームの八九式中戦車甲型を選びました。第一作目の三式中戦車チヌがファインモールド、第二作目のⅣ号戦車D型がタミヤ、第三作目のⅢ号突撃砲F型がプラッツ(ドラゴン)、第四作目のM3中戦車リーがアカデミーのキットということで、ガルパン戦車キットの各メーカー品を一通り体験した形になりました。
 その時点で、積んである未着手のキットはタミヤが2点(Ⅳ号戦車H型、ルノーB1bis)、ファインモールドが2点(八九式中戦車甲型、九四式六輪自動貨車)、アカデミーが1点(ヘッツアー)、プラッツ(ドラゴン)が3点(Ⅳ号戦車F2型、38t戦車、ポルシェティーガー)でした。数の多いメーカー品から片づけるのであれば、プラッツ(ドラゴン)の3点のいずれかから選ぶことになるのでしょうが、前作のM3中戦車リーの制作にて悪戦苦闘しましたので、次はなるべく楽な方のキットにしたいと考えました。それで、最も簡単に作れそうなファインモールドの八九式中戦車甲型に決めた次第です。


 箱の中身は、国産メーカー品らしく綺麗にまとめられています。組み立て説明も冊子タイプで扱いやすく、ランナーは正方形に揃えてコンパクトに袋詰めされてありました。ユーザーが使い易いように、との配慮がなされていることが感じられます。大きなランナーを無造作に積み重ねて不必要なほどの大きな箱に入れてあるプラッツの公式キットとは、扱い方が全然違いますね。


 パーツ割りも分かりやすくまとめられています。製作ステップごとにパーツを順に扱えるようになっており、車体のパーツ、車輪のパーツ、砲塔のパーツ、というように分けられてランナーにまとめられているあたりは、さすがと言うべきです。何よりも嬉しいのは、国産メーカー品ですので事前の洗浄の手間が省けることでした。


 事前準備がほとんど必要ないため、箱を開けてランナーを袋から取り出した時点で、すぐに制作に取りかかれました。ステップ1から3までの工程にて車体を一気に組み上げることが出来ます。


 ステップ1の工程を終えて車体を組み上げました。ここでガルパン仕様への追加工作が一つ必要となります。上画像の車体の脇にある、プラペーパーを長方形にカットしたものが、ガルパン仕様へのパーツです。


 公式設定資料の図を御覧下さい。黄色の楕円内に、キットのパーツC9には無い長方形のモールドがみえます。一見するとOVM類に関連した何らかの装置のようにも見えますが、留め具では無く、劇中のシーンを見ても単なる長方形の線があるというに過ぎません。もちろん実際の車両の写真にも見えない部分であるので、ガルパン謎仕様の一種と思われます。
 ではこれは何か、というと、これとほぼ対称的位置にある反対側のパーツC10の部分には横板を接着する部分となる長方形のモールドがありますので、これに合わせた形状であろうと推測されます。


 そこで、カットしたプラペーパーを、反対側のパーツC10の長方形のモールドとほぼ対称的な位置に貼り付けました。これで追加工作は完了です。


 ステップ2では、車体前面部分を組み立てました。前面装甲板にあたるB12に、扉や操縦席窓などの各部品を取り付けますが、ここでもガルパン仕様への追加工作が一つ必要となります。B12のパーツの状態のままですと、劇中とは異なります。


 ここで劇中のワンシーンを御覧下さい。黄色の矢印で示したように、前面装甲板の周縁部に線が回っています。この線がキットのB12のパーツには無いので、ケガいて線を入れる必要があります。


 最初にニードルで薄く仮線をひいて、それをラインチゼルでなぞって彫り筋を入れました。途中で少ししくじりましたが、大体の線は入れることが出来ました。線のままだと、塗装すれば目立たなくなるかもしれないので、あえて彫りを入れてみたわけです。


 各部品を取り付け、指定通りに裏から一ヶ所穴をあけました。前部機銃のC1も接着指定がありますが、取り付け参考図だけでは取り付け角度が分かりにくいので、前面装甲板B12を車体に接着してから、前部機銃C1を水平状態になるように取り付けました。


 次のステップ3でも、ガルパン仕様への追加工作が一つ必要です。上画像の二つのパーツは対称位置にあるB5とJ10ですが、モールドは異なっていて、左側のB5にのみ、穴と線状のモールドがあってリベットも三個多くつけられます。


 ところが、劇中のワンシーンでチェックすると、該当する左右の部分のディテールは同じになっています。キットのパーツB5にみられる穴と線状のモールドはなく、リベットの数も反対側のJ10と同じです。


 そこで、J10の状態にあわせてB5を作り変えました。穴と線状のモールドをパテで埋め、余分な三個のリベットを削り取りました。小さなパーツなので、追加工作を施してもあまり目立たないように思われがちですが、実はそうではありません。


 ステップ3の工程が完了した状態です。追加工作したB5のパーツは、車体右側前面という大変目立つ場所につくので、追加工作があるのと無いのとでは外見上に少なからぬ差異が出てきます。
 このように、出来る範囲であれば、下手でもいいからコツコツと取り組んで自分なりにガルパン仕様への実現に取り組んでゆきたいと考えています。 (続く)
コメント (2)
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