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ステップ8の続きです。砲塔背面におけるガルパン仕様への工作ポイントを公式設定資料図にて確認してみました。御覧のように砲塔背面の吊り下げフックの位置が左側に寄っており、これにしたがうように大半の手摺の位置も左寄りになっています。また、後部機銃は未装備です。
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組み付けが完了した状態です。吊り下げフックB24および手摺B2は全て劇中車の状態に合わせて左へずらしてあります。後部機銃は、いったん指示通りに組み付けた後、銃身D11を根元からカットし、D3にモールドされるボルト3個を2個に修正しました。
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これで砲塔部分の組み立てと改造が全て終わりました。
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ステップ9に移り、上下の車体を背面部できっちりと隙間が生じないように合わせました。これが重要ポイントの一つであり、実際の作業でも仮組みして何度も合わせ方をチェックしています。
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背面部をきっちり合わせると、前端部にはこのように約2ミリ程の隙間が生じます。公式キットの難点の一つですが、これを埋めるのは簡単です。
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キットのDランナーについているタグ部分が、ほぼ同じ寸法であるので、これをカットし、更に中央でカットして細長い二枚の板にして重ねて貼り合わせます。
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二枚重ねたタグ部分を少しずつ押し込んでゆくと、上図のような感じで綺麗に隙間が埋まります。少し突出し気味にしておいて、流し込み接着剤で固めておき、乾燥した後にヤスって整形しました。
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前端部の整形が終わった後、それを基準にして、車体前面上の細長い記録タグをプラ板で再現して貼り付けました。
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予備履帯を作りました。劇中車の状態に合わせるべく、留め金具をプラ板で追加しました。
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作業後の状態です。留め板とボルトを再現しました。向かって右の一枚の履帯の留め板が斜めになっている点も忠実に合わせました。
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続いて、公式キットにはパーツが入っていない背面ワイヤーの制作を行ないました。タミヤのキットでは糸のパーツが入っていますが、劇中車のワイヤーは上図のように捩れが無いパイプ状です。太さもやや異なりますので、銅線などを捻って使用する方法もあまり適切ではありません。
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そこで今回用意したのが、上図の「ブラックリングゴム(ウーリー極細)」です。製品番号はD-027のN0.37です。ダイソーで100円で売っている、いわゆる女性専用髪留めの輪ゴムの一種です。
これは太さが三種類ぐらいありますが、今回のは真ん中ぐらいの太さで、もっと細いのもありました。ゴムなので形は自在に変えられます。ガルパン戦車のワイヤーを再現するのにいいんじゃないか、と思って以前に買っておいたものです。
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カットして一本にして、ワイヤーフックを瞬間接着剤でくっつけました。パーツは以前に制作したプラッツ公式キットのT34/85の余りのF13を4個使いました。
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車体への取り付け手順を示します。まず上図のように、左側に位置を合わせてワイヤーフックを接着しておきます。
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ワイヤーフックが固着した後、ゴムを少しずつ瞬間接着剤で貼りつけながら、上図のように懸具に通して下まで垂らし、その状態で貼り付けて乾燥させます。
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次に右側の位置に同じようにワイヤーフックを接着し、ゴムを劇中車の流れに合わせて交差させます。
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そのまま、少しずつ貼り付けながら、懸具に通して下まで垂らし、その状態で貼り付けて乾燥させます。
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乾燥固着したら、今度は左に垂らしたゴムの方に長さを合わせてワイヤーフックを瞬間接着剤でくっつけ、上図のように車体後部の牽引フックに引っ掛けて接着します。
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続いて右に垂らしたゴムも、同じようにして交差させて取り付けます。全体がゴムなので、後で形状を微調整することも出来ます。
輪ゴム自体のサイズは、劇中車のワイヤーよりもやや太いですが、ピッタリのサイズのものがありませんので、これで妥協しておくしかありません。ですが、100円で簡単に入手出来る転用素材であるので、他車輌への応用も可能だと思います。雰囲気的には、割と良い出来なので、個人的には満足です。 (続く)