翌朝は6時過ぎに起床し、外に出て散歩しました。宿の建物の外観を改めて見ましたが、まったく劇場版の「クビンカ荘」そのものです。洋風の外見はなかなか目立ちます。
施設内には、レストランやペンションもあります。レストランは朝食時の食堂としても使用されます。ペンションの方は、ガルパン宿泊プランの適用外であるそうで、詳細はよく分からないままでした。どのような方々が主に利用されているのでしょうか・・・。
近くのセブンイレブンの横の三叉路には、大きなカジキのオブジェがありました。マリンタワー広場の交差点側にあるものとよく似ています。大洗には、こうした魚のオブジェが幾つかあるそうですが、私自身は、たぶん全部を見ていないと思います。
宿に戻り、ロビーの書棚にあった上図の資料を開いてみました。なかなか興味深い内容でしたので、最後までじっくり読んでしまいました。初めて大洗を訪れた学生たちの、それぞれの素朴な感想、ガルパンの大洗へのイメージ、聖地巡礼という事象に対する認識、などが克明に綴られていて、とても参考になりました。
朝食時間になりましたので、レストランに行きました。内部はこんな雰囲気でした。外からの採光をメインにしているようで、照明は最低限におさえて場所によっては薄暗いところもありました。こういう感じは個人的に好きで、奈良に住んでいた頃によく行った、新薬師寺近くの隠れ家カフェのそれを思い出させます。
この日の朝食は、私好みのメニューでした。個人的には、武部沙織なみに納豆と味噌汁と豆腐だけでも充分に満足出来ますが、さらに目玉焼きと焼魚がつくので、もう言う事はありませんでした。
印象的だったのが、うず高く盛られたキャベツです。朝食にはあり余るボリュームです。大洗の宿泊施設のなかではトップクラスの外見と量です。
朝食後、すぐに支度を整えて出発しました。近くのバス停で海遊号に乗りました。大洗での予定はもう無くなりましたので、朝早くに大洗を出て東京に移動すべく、まっすぐに大洗駅を目指しました。
駅内のガルパン電光表示板もすっかり見慣れた景色の一つになりました。劇場版公開時のデザインのままでしたが、いずれ「最終章」向けデザインに模様替えされることでしょう。
帰りの列車は、初めての新型車輌でした。さすがに揺れも音も小さく、今までの車輌とは乗り心地が全然違いました。ガルパンラッピング車輌は、いずれもカーブ走行時の横揺れが大きいので、古い車輌ばかりなのかな、と思ったほどです。
水戸駅ですぐに常磐線特急に乗り換え、上野で降りて、今まで一度しか行っていない東京芸術大学美術館を12年ぶりに訪ねました。ついでに隣の寛永寺旧境内地および主要伽藍域を散策し、広い公園内に散在する文化財建造物を順に見ながら、東京国立博物館の周りを一周する形で上野駅に戻りました。これだけで半日かかりましたから、上野を発ったのは16時過ぎ、帰宅したのは夜中でした。
以上にて「ガルパンの聖地・大洗を行く25」のレポートを終わります。
今回の大洗行きに同道下さった、倉吉のTさんのブログはこちら。ブログ内の大洗視察関連レポートはこちらとこちらとこちら。