濃尾・各務原地名文化研究会が開催する「吉田初三郎の鳥瞰図に見る犬山・各務原」を聴講してきました。吉田初三郎は日本各地の名所を鳥瞰図で紹介しています。関東大震災に見舞われ、犬山へ来たと言う縁が有ります。
講師は名古屋大学大学院の堀田 典裕先生でした。
吉田初三郎の鳥瞰図に見る犬山・各務原のチラシです。
今日の講演会に東海市から参加した男性が持参したものです。
このような名所図会、5~6点が展示して有りました。古書店で2万円くらいの値が付いているそうでした。
昭和2年製作の日本ラインご案内という作品です。
日本ラインを中心とした名古屋鉄道沿線名所図会です。
吉田初三郎の下へ鉄道会社や旅行者が依頼しに行ったのだそうでした。
左半分。
名鉄線は赤線で表示しています。
木曽川に浮かぶ船は歩掛け船です。
犬山遊園が有り横に犬山ホテルや彩雲角が描かれています。
会場である各務原市中央図書館。
開講前の様子です。
司会が講師を紹介して進められていきます。
吉田初三郎の人物紹介です。
吉田初三郎の名所図会に4つのパターンが有ると言うモノです。
構図Ⅰ
構図Ⅱ。
構図Ⅲ。
構図Ⅳ。
吉田初三郎は関東大震災で罹災してから、声を掛けられ犬山に実を寄せていました。
蘇江画室と言う所で制作を再開しました。
そのようなことから吉田と犬山は因縁が有りました。
吉田の人物解説です。
最後に
吉田初三郎は生涯で1600点ほどを制作したそうです。
この名所絵図、浮世絵のように絵師、彫師、摺師と分業していたそうです。
吉田初三郎の名所絵図に関心が有りました。話しを聞けて参考になりました。
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