銀幕大帝α

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リンカーン vs ゾンビ

2013年01月06日 20時41分42秒 | 洋画ホラー
-感想-
死神が持つ鎌みたいな武器でアメリカ大統領がゾンビの首を刎ねまくるホラー。
設定は面白いのだがどうにも盛り上がらない。
というのも敵となるゾンビに動きが少ないから。
いや、元々ゾンビはのそのそと歩いて余り活発な動きは見せないのだろうけど、
だからとは言えピタッと一時停止しているのはどうかと思う。
どうやら音に反応して動き出すらしいのだが、音を出さなければピクリとも動かない。
なもんで、リンカーン一同がするするっとゾンビの群れの間をすり抜けて窮地を脱するシーンが多いものだから緊張感が丸で伝わってこないんだなぁ。

音を発すれば当然襲ってくるのだが、ここも恐怖感が無い。
掴み掛かれるシーンはあるが、なんかゾンビの群れに揉みくちゃにされているだけ。
肝心要の臓物を引っ張り出されるとか、四肢を引っこ抜かれるとか、ムシャ喰いされるとか、ゾンビ映画に無くてはならないシーンが全て省略されちゃっている。

幾ら予算がないとは言え(制作があのパクリ映画会社のアサイラム社だからねぇ)、首チョンパのみで「これが自社流のゾンビ映画だ!」と言われても切り株派としてはピンとこないですよ。

リンカーンと行動を共にするSS(シークレットサービス)の一員達も頼り甲斐のない者ばかり。
自ら屋根から飛び降りて足首を捻り、挙句ゾンビに囲まれて拳銃自殺する男は何がやりたかったんだろうねぇ(笑)。
ゾンビ化した愛する人を何とか治療法を見つけて治そうと納屋に匿っていたものの、突然噛まれた事で間髪入れずに頭を撃ち抜いて殺してしまうリンカーン御本人様も意味不明。
ビックリしてその反動で殺してしまったのかもしれないけど、じゃあ今まで必死になって生かしてたのは何だったんだって。
そのアッサリさは何処から来たんだよって苦笑い出ちゃったよ。
悲壮感もへったくれもありゃしないw

出だしは良い感じだっただけに少しはマトモナ作品かと期待を抱かされるものがあったけれど、終わってみればアサイラム社らしいこじんまりとしたゾンビ映画でした。

評価:★★
13/01/04DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2012-12-05
メーカー:ニューセレクト

ABRAHAM LINCOLN VS ZOMBIES
2012年
アメリカ
97分
ゾンビホラー/アクション
オリジナルビデオ

監督:リチャード・シェンクマン
脚本:リチャード・シェンクマン
出演:
ビル・オバースト・Jr『デビルズ・スクリーム 金髪女子高生の悲劇』
ジェイソン・ベイル
ベイビー・ノーマン
ドン・マックグロウ

ストーリー
1836年、南北戦争末期。リンカーン大統領は「前線の要塞がゾンビに占拠された」という報告を受ける。彼は精鋭部隊を率い、ゾンビの大群に立ち向かっていくが…。
コメント (6)
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