銀幕大帝α

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宇宙人王(ワン)さんとの遭遇

2013年01月08日 23時27分50秒 | 洋画サスペンス
拷問反対。

-感想-
密室&会話劇やね。

通訳とお偉い役人さんと宇宙人。
この3人でああだこうだを小一時間押し問答しているだけの内容には正直退屈。

「王さんは何しに地球へ来たんだ!」

「人類と親睦を深める為にやってきました」

「嘘をつくな!本当は侵略しに来たんだろ!!」

「いいえ、私は人類と仲良くなりたい為にやってきたんです」

「ええい!!もう一度聞くぞ!真の目的を言え!」

「だから地球人と仲良くなりたいだけなのです」

「でたらめ言うな!!お前は何をしに来たんだぁ!!」

以下略。

会話が完全に一方通行なので全く先に進みません。
正直この会話劇を何時まで見せられるんだろうって不安になってきたし、飽き飽きしてきました。

もう同じ台詞ばかりの会話はどうでもいいから、次行けよ次ぎ!ってな。

残り時間20分を切った所で、施設内部に警報音が鳴り響き、ようやく事態は動き始めるのですが、はっきり言ってこのオチは誰でも読めます。
しかも特に面白味のないラストなんだな。
けど、宇宙人王さんが(真顔で)通訳に呟く一言が痛いところを突いていてよかったかも。

「お前馬鹿だな」

正直者は馬鹿をみまーす。

あ、それと王さんが拷問受けた際に見せる表情ね。
これがまぁなんだろう、キモカワイイていうのかな。
本当は気持ち良いんだろってな顔しているんですわww

中国語を話す宇宙人。
そして地球侵略。

今現在、欧米諸国にとっても脅威的な国になりつつある中国を、イタリア式に皮肉ったブラックな作品かもね。

評価:★★☆
13/01/08DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2013-01-09
メーカー:AMGエンタテインメント

L'ARRIVO DI WANG/THE ARRIVAL OF WANG
2011年
イタリア
83分
SF/サスペンス/アクション
劇場公開(2012/10/20)

監督:
アントニオ・マネッティ
マルコ・マネッティ
脚本:
アントニオ・マネッティ
マルコ・マネッティ
出演:
エンニオ・ファンタスティキーニ『あのバスを止めろ』・・・キュルティ
フランチェスカ・クティカ・・・ガイア
ジュリエット・エセイ・ジョセフ・・・アモニーケ
アントネット・モローニ・・・マックス

<ストーリー>
イタリア秘密警察のキュルティに緊急で呼ばれた中国語通訳・ガイアは、なぜか中国語を話すイカにそっくりの宇宙人「ワン」さんと対面する。


オフィシャル・サイト(日本語)
コメント (10)
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プレイ‐獲物‐

2013年01月08日 00時39分28秒 | 洋画サスペンス
-感想-
変態夫婦に浚われた愛娘を奪い返す為に刑務所から脱獄した男が疾走する!

もうこのプロットだけでも面白そうでしょ?
えぇ、期待通りの面白い作品でした。

フランス本国で大ヒットした傑作サスペンス映画『ラスト3デイズ ~すべて彼女のために~』や、同監督作の『この愛のために撃て』と同系列に位置するであろうサスペンス映画だと書いたら解り易いでしょうか。
上に挙げた2作品が好きな人は観ても損はしないでしょう。

所詮二番煎じだろ?とは思うこと無かれ。
これはこれでかなりスリル満点に描かれています。

数少ない協力者の力を借りながら、住宅街を、高速道路を、そして山中をひたすら激走する主人公の姿には必然と応援心が沸き起こります。
娘を浚った夫婦がどうしようもない程に腐った心を持った二人ですからね。
対面した時に
「お前は病気だ!」
と発する台詞にも“正にその通りだ”と拳を突き上げたくなるものがありましたね。
憲兵のおっさんも無茶強いでしたが、主人公も負けずの無茶強い。
よくまぁそこまで出来るものだと驚きを隠せません。
アパートの窓から落下して下に止めてあったバンの屋根を突き破って脱出したり、走行する列車の屋根に飛び移ったりと、下手したら死ぬだろうってな事を躊躇せずにやってのけてしまうのだから、娘を想う気持ちは相当なものなんだろうね。

本作の監督はエリック・ヴァレット。
殆どの人はピンとこない名前でしょうが、あの和製ホラー『着信アリ』をハリウッドでリメイクした『ワン・ミス・コール』の監督だと聞くと“ああ!”って思うかも。
まぁあれは大失敗作でしたが、こちらは大丈夫です。
特に子を持たれる方が観ると主人公の熱き執念に共感を抱かされる事でしょうし、展開そのものもドキドキの連続なので、最後まで緊張の糸が途切れる事無く鑑賞出来るはず。
溺愛する娘の顔を頭に思い浮かべながら父親は常に全力姿勢を貫き通し、息切れ覚悟で激走していく。
そんなタフな主人公の姿にガッツを貰える秀作。

今作の自分の娘にしたい子役図鑑

主人公の愛娘アメリちゃん。
もうこの娘、超可愛いっ!
設定上言語障害を患っているので最後の方まで台詞はないですけど、ラストで唯一発する二文字の言葉には父親への愛の深さを感じ取らされてウルッときてしまった。
こんなに可愛い娘なら私でも頑張るわっ!

評価:★★★☆
13/01/07DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2013-01-08
メーカー:ハピネット

LA PROIE/THE PREY
2010年
フランス
104分
サスペンス/アクション
PG12
劇場公開(2012/06/30)

監督:エリック・ヴァレット『HYBRID』
出演:
アルベール・デュポンテル『ロング・エンゲージメント』・・・フランク・アドリアン
アリス・タグリオーニ・・・クレール・リンネ
ステファーヌ・デバク・・・ジャン・ルイ・モレル
セルジ・ロペス・・・マニュエル・カレガ
ナターシャ・レニエ・・・クリスティーヌ

ストーリー
服役中の銀行強盗犯・フランクは、冤罪を主張して釈放された性犯罪者・モレルに妻子を狙われる。フランクは脱獄を図り、刑事の追跡を交わしながらモレルの行方を追うが…。


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コメント (6)
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