銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊

2013年01月29日 21時54分07秒 | 邦画ホラー
-感想-

観る順番、逆になっちゃったんだよね。
先にこちらを観たのには訳があり、一週間レンタル待ちしていたらFILE-01のDVDが棚から姿を消していた。
店員に聞いたらディスク面が傷だらけで再生不可能状態になったらしく、他の客からの苦情もあり店から引っ込めたそうだ。
これは近場のゲオでの話。
仕方なくこちらだけ借りてみたのだが、失敗だった。
単品かと思っていたら続き物だった。
遠場のツタヤでFILE-01を借りて観てそれを確認。
何故ならFILE-01で出てきた呪いの髪の毛を、このFILE-02の中でおもいっきり活用していたからだ。

「呪いと幽霊、どっちが強いんかと思ってよ!」

工藤、なんてバチ当たりなww

このおっさん、無茶苦茶にも程がある。
投稿者を呼びつけて尚

「嘘つくんじゃねぇよ、こら!全部言っちまえよ!!」
頭部平手打ち。

ヤクザだよ。
借金を回収しにきたヤクザそのままだよ(笑)。
そりゃこんなヤクザなおっさんに恫喝されたら普通の人なら萎縮してしまうわな。
「はい、すみません。全部言います・・・」
てなるよw

今回も面白かった。
話がどんどんと意外な方向へ進んでいってしまうのだよ。

廃墟での幽霊出現をビデオカメラに収めるだけかと思いきや、後半はX-FILEみたいな感じになっているし。

えぇ!?そういう話になっちゃうの!!

そう驚愕する事間違いなし。

POV方式なので常にカメラ回しっぱなしだけど、これ計算して撮ってないと駄目だよね。
カメラがパンした時にスカイツリーがそびえ立つ空の上に震える幽霊が浮遊していたりとかさ、予めどう展開されていくのかを把握していないとカメラマンの任務は達成されない訳ですから。
工藤に震える幽霊が襲い掛かってくるシーンもそう。
この辺がフェイクドキュメの難しい所だろうけど、ほぼ一発勝負に掛かっているだろうから状況をきちんと把握していないと成功には繋がらない。
それらを全て解り切っている白石監督が自らカメラを回しているってのは良い判断だな。
後に編集する際の成功確率がグンと上がるのだから。
無駄なく仕事をする白石監督。
見事です!

幽霊に襲われた事で入院してしまった工藤のおっさん。
塞ぎ込んでいるのかと思えば、工藤の口から出た言葉は
「次もやるぞ!」
だもんな。
ヤクザな男に怖いもの知らずとは正にこの通り。
早く元気になって下さいww

にしても工藤に罵声を浴びせられても、足蹴りされてもぶつぶつ文句を言いつつも使命を全うするアシスタントの市川さん。
たまに工藤の痛いところを突く発言をしたりと、真面目さ故に振り回されてしまう(扱き使われる)宿命を持つ彼女の事がどんどんと好きになってきました。
工藤に負けず、頑張っちゃって頂戴!

因みにこのシリーズ、一部のコアなファンの間では好評を得ているようでして、期待に応える形で3作目以降も用意されています。
2月初旬に第3弾もレンタル待機中。
期待高まる~~♪

評価:★★★
13/01/24DVD鑑賞(準新作)

にほんブログ村
レンタル開始日:2012-08-03
メーカー:プライムウェーブ・ネクシード

2012年
日本
72分
フェイクドキュメンタリー・ホラー
オリジナルビデオ



監督:白石晃士『ネ申アイドル総選挙バトル』
脚本:白石晃士
撮影:白石晃士
出演:
大迫茂生『グロテスク』
久保山智夏
白石晃士『バチアタリ暴力人間』

<ストーリー>
廃墟で肝試しをする面々に、暗闇の中から、鈴の音と共に震える女が近づいてくる。そんな投稿者の映像を観たスタッフたちは“震える幽霊”の正体を確かめるため、件の廃墟へと向かう。


関連作:
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦』
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊』
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説』
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん』
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 【真説・四谷怪談 お岩の呪い】(2014)』
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014)』
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 最終章(2015)』
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦

2013年01月29日 20時50分29秒 | 邦画ホラー
-感想-

行けぇーーーーーー工藤ぉおおおおおおおおお!!

思わず吹き出してしまう程の物凄い展開になりだしたもんで、つい叫んじまったよ、心の中で。

真夜中の住宅街で金属バット片手に
「おらぁ出てこいや!かかってこいや!!」
と吼えまくる工藤のおっさんの姿に、まさかここまで私までもが熱くさせられるとは(笑)。
この勢いなら本当に捕獲しちまうんじゃないかと妙にワクワクさせられちまった。
相手は口裂け女やのに。
それよりも工藤が考え出した捕獲の方法が、“車で轢く”ってww
そりゃあアシスタントの市川ちゃんも
「何やってるんですか、工藤さん!!」
ってなるわな。

いやぁしかし、マスクを取った口裂け女の顔の不気味さは半端ねぇな。
思わずゾクゾクってしちまったよ。

リプレイ再生やスロー再生、巻き戻し再生なんてのも効果的やね。
そこに映り込んではいけないものが映し出されているから、「いやん、怖い」と思いつつも目が離せない状態に陥ってしまう。
じっくりゆっくり画面にはっきりと映し出される‘それ’。
フェイクだと解りきっているのに、リアル過ぎて慄いてしまう自分。

路上生活者の男性が工藤に呼ばれて道を渡ろうとしたら

どーーーーーん!

リプレイ&スロー再生にて初めて確認出来る後方に佇む口裂け女の姿。
呪い怖ぇええええ!!

最後、呪具である人の髪で作られた道具の束を工藤のおっさん持ち帰ってしまったけれど、そんな気持ち悪いものどうする気だよw
実はこれ、FILE-02で利用されるのでした。
無謀過ぎるわ。

ラストカットも不気味だったなぁ。
部屋の灯りを消して観たら形がはっきり見れて尚更怖かったっす。

本作の監督は日本の、いやもう世界のフェイクドキュメンタリー映画の奇才(天才)と言ってもいいだろう、その手の作品を連発させては反響を呼ぶ白石晃士。
わたしこの監督大好き!
恐怖と笑いの融合がしっかりしているし、何よりフェイクドキュメとしての作り込みと見せ方が正確且つ秀逸で毎作心の底から楽しませてくれる。
ゾワゾワッとするあの瞬間が堪りません!!

評価:★★★
13/01/28DVD鑑賞(準新作)

にほんブログ村
レンタル開始日:2012-07-04
メーカー:プライムウェーブ・ネクシード

2012年
日本
71分
フェイクドキュメンタリー・ホラー
オリジナルビデオ



監督:白石晃士『ネ申アイドル総選挙バトル』
脚本:白石晃士
撮影:白石晃士
出演:
大迫茂生『グロテスク』
久保山智夏
白石晃士『バチアタリ暴力人間』

<ストーリー>
ある制作会社に送られてきた1本のテープ。「マスク、コート、長身、足が速い…」。映っていた女性は、都市伝説“口裂け女”そのものだった。真相を確かめるべく、スタッフは取材を開始する。


関連作:
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦』
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊』
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説』
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん』
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 【真説・四谷怪談 お岩の呪い】(2014)』
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014)』
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 最終章(2015)』
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神弓-KAMIYUMI-

2013年01月29日 01時20分37秒 | 韓国アクション
最終兵器、
それは弓


-感想-

いや~カッコ良かった☆
今まで色んな弓の名手が出ている映画を観てきたけれど、ここまで弓を放つ様が決まった主人公ってのはそうはいなかったんとちゃうかなぁ。

ミシミシッと弓が撓る音も緊張感を生み出していてゾクゾクさせられるねぇ。
解き放たれた弓矢がどう飛んでいるかもきちんと撮影出来ているってのもまた味が合って良いです。
高速カメラを使ってるんかな?
たかが弓。
されど弓。
にも関わらず迫力ある描き方がされていました。
飛ぶスピードに刺さった時の威力。
ほぼ100発100中だから痛快・爽快ではあります。
私が代わりに言っちゃう。
「どうだ!参ったか!!」

追う展開。
追われる展開。
中盤から終盤にかけて、互いの立場が逆転するってのも面白かった。

敵の兵士がまた厳ついんだわ。
ほんまに悪党ってな面構えしている。
そんな奴らが崖から岩壁に向かってハイジャンプ。
しつこいったらありゃしない。
王子が殺された云々よりも、仲間を殺された恨み、自分に弓で止めを射さなかった事からの侮辱・屈辱みたいなのがあったんやろね、敵の大将は。
もう最後の方は執念みたいなものしか感じられなかったわ。

そしてそのハイライトシーン。
敵の大将、主人公、その妹による三つ巴戦。
無茶苦茶痺れる画になっていて、思わずドキドキして唾を飲み込んでしまったよ。
その前に兄と同じく弓の名手である妹が、敵の大将に向けていた弓矢をとっさの判断で兄の乗る馬に向けて放つシークエンスは、「ナイス!!」と心の中で叫んじゃったもんね!

猛獣の虎とか出てきたりと、展開に波乱万丈ありきで目が離せませんでした。
浚われた妹を救う為に、兄はたった一人で弓だけを手に持ち疾走する!!
相手は多勢。
その状況下でどう乗り切っていくのか。
囲まれた時の危機感は半端無い。
でも弓の名手という肩書きがあるので、なんとかしてくれるだとうという安心感は生まれる。
そんな中で訪れる、妹との再会。
そして別れ。
「自分の妹の靴の大きさも知らないなんて・・・」
固く結ばれた兄妹の絆と愛の深さにわたしの涙腺は又しても緩むのであった。。。

今作の嫁にしたい美女図鑑

ジャイン役のムン・チェウォン。
誰もが認める美女ていうからどんなお顔の妹が出てくるんだろってワクワクして観ていたら、正に仰る通りの美女が出てきてビックリした。
敵の王子に立ち向かう姿、凛とした性格、そして兄を心から慕う優しさ。
どれをとっても全てが完璧な女性。

評価:★★★☆
13/01/28DVD鑑賞(新作)

にほんブログ村
レンタル開始日:2012-12-05
メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ

WAR OF THE ARROWS
BOW THE LAST WEAPON
2011年
韓国
122分
アクション/歴史劇
PG12
劇場公開(2012/08/25)



監督:キム・ハンミン『極楽島殺人事件』
脚本:キム・ハンミン
出演:
パク・ヘイル『黒く濁る村』・・・ナミ
ムン・チェウォン・・・ジャイン
リュ・スンリョン『カエル少年失踪殺人事件』・・・ジュシンタ
キム・ムヨル・・・ソグン
大谷亮平・・・ノガミ

<ストーリー>
幼い頃、目の前で父を殺されたナミとジャインの兄妹。13年後、結婚式当日に清軍に捕らわれたジャインを救うべく、ナミは父の形見である「神弓」を手に10万の大軍に挑む。


オフィシャル・サイト(日本語)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする