銀幕大帝α

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苦役列車

2013年01月13日 00時31分04秒 | 邦画ドラマ
友ナシ、金ナシ、
女ナシ。
この愛すべき、
ろくでナシ


-感想-

尿瓶片手にゲラ笑いするマエアツ。

手の甲を舐められて「ちょ、何!?」と引きまくるマエアツ。

サヨナラの挨拶代わりに頭突きを食らわすマエアツ。←すげぇ音したぞ

そして森山未來とキスを交わすマエアツ。

AKB時代から別にあっちゃん推しでは無かったので特に何とも思わないが、こんなシーン見せられたあっちゃんファンはさぞ悲鳴を上げた事だろうなクククッ
でも、ケツは良い形してたゾ。
あれを目の前に突き出されたらそりゃ触りたくもなるわ。
流石週刊誌でケツ出しスクープをされただけの事はあるな。
あっちゃんは尻に自信有りと見た!

それにしても気持ちの悪いキスシーンだった。
あ、別にあっちゃんが悪い訳ではない。
相手役の森山未來がキモ過ぎたのだ。

北町貴多というキャラクターは原作者・西村賢太の姿をそのまま投影しているんかな。
出てくる言葉は
「金貸してくれよ」
「ごめんなさい」
「風俗行こうぜ」

自分には優しいが、他人には威圧的。
むしろ上から目線。

絶対こんな男にはなりたくねぇし、こんな友達も持ちたくねぇと思わせる最低野郎。
頭の中は常に金と女と酒。
日雇い労働で職を繋ぎ、自由気ままにその日暮らし。
こんな男に輝く未来はあるのかっての。

でも、夢は持つ方が良い。
捨ててしまったら逆に負けだ。
それを高橋のおっさんが証明してみせてくれたんだな。

西村賢太自身もバラエティ番組なんかに出て過去の風俗通いなんかを暴露していたけれども、夢が出来たから今の成功がある。
夢を持って、それに向かって我武者羅に突き進んだから人生が花開きメディアという媒体にでも出れるようになった。

人生何事にも諦めは不必要なんだなとちょびっとだけ考えさせられたよ。

夢は大切だ。

『モテキ』でもそうだったが、森山未來という俳優はダメ男を演じさせると絶妙に上手さを発揮させる。
今回も誰が観ても毛嫌いしそうな屑野郎を悠々と演じていた。
ここまで成りきってくれると見ていて逆に清々しくさえ思える。
だからコイツは展開の上でどんな事をやらかしてくれるんだろうと期待も抱かせてくれる。
その期待通りの馬鹿行動を次々と巻き起こすもんで、妙に楽しく観れた。

なんちゅうほろ苦いサイテーな青春映画なんだ、これは(笑)。

評価:★★★☆
13/01/12DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2013-01-11
メーカー:東映ビデオ

2012年
日本
114分
ドラマ/青春
R15+
劇場公開(2012/07/14)



監督:山下敦弘『天然コケッコー』
原作:西村賢太『苦役列車』
主題歌:ドレスコーズ『Trash』
挿入歌:マキタスポーツ『俺はわるくない』
出演:
森山未來『ALWAYS 三丁目の夕日'64』・・・北町貴多
高良健吾『ノルウェイの森』・・・日下部正二
前田敦子『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』・・・桜井康子
マキタスポーツ『アウトレイジ』・・・高橋岩男
田口トモロヲ『探偵はBARにいる』・・・古本屋の店長

<ストーリー>
日雇い労働者として明日の見えない生活を送る19歳の青年・北町貫多の不器用な恋や友情をめぐる屈折した青春をほろ苦いタッチで綴る。


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コメント (8)
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