銀幕大帝α

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レッド・ステイト

2013年01月20日 13時00分27秒 | 洋画ホラー
-感想-

おバカなティーンってのはヤリたかったら容姿・年齢問わずに誰でもいいんかね?
わたしゃ、あんなオバサン相手にするのは無理やわ。
酒の力借りても起たんわ。

「ホモは悪だ!!」

そう唱える神父が支配するキチガイ宗教団体に拉致されてしまった男子青年3人組。
その施設を包囲した特殊部隊。

お互いが銃器で武装し睨みあう中、間抜けな保安官が銃をぶっ放してしまった事で壮絶な銃撃戦が開始される!

マインドコントロールされた信者たちがまぁキモい。
男女問わず、小さな子供までもが「同性愛者は死ね」の一辺倒。
それに輪をかけて神父様自体が「ホモは死んで当然Ohジーザス」な考えをしているものだから性質が悪い。
他人の意見なんか聞き入れぬわ!の精神をお持ちなので、いざ撃ち合いが始まると死をも恐れぬ覚悟で丸で楽しむかのように撃ちまくる。

特殊部隊も特殊部隊で「人質諸共全員撃ち殺せ」なもんで容赦なし。
事態収拾に全てを費やす所はいかにも銃社会アメリカらしく、人の命は虫けら以下。
救いを求めて警官隊に駆け寄ってきた女性や、拉致されていた青年までもが呆気なく射殺されてしまうこの異様さに、監督は自国の現状をブラックに皮肉っているなと。

ま、間抜けな保安官が放った一発には、当て逃げされて傷つけられた車の恨みが込められているみたいで笑いが生まれてしまったのだが。

さてこの戦い、一体どうやって決着がつくのやら・・・。

普通に予想したら団体側が全員撃ち殺されて終わり、みたいなものですが、突然鳴り響く

「ブォーンブォーン」

という怪奇音。
誰もが思う事でしょう。

「なんじゃこりゃ?」と。

このオチには参った。
天の神が本当に舞い降りてきたのかと、そんな突拍子もない結末で良いのかと変な期待を抱いて見届けてしまったのですが(笑)。
音の正体は意外なモノでしたが、それでも面白いオチの付け方だなって。

情報によればこの作品、シッチェス映画祭で第44回グランプリを獲ったみたいでして。
いやはやなんとも癖のある一品でしたよ。

評価:★★★☆
13/01/19DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2013-01-12
メーカー:松竹ホームビデオ

RED STATE
2011年
アメリカ
88分
ホラー/サスペンス
R15+
劇場未公開



監督:ケヴィン・スミス『コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら』
脚本:ケヴィン・スミス
編集:ケヴィン・スミス
出演:
マイケル・アンガラノ『Mr.ゴールデン・ボール/史上最低の盗作ウォーズ』
ケリー・ビシェ
ニコラス・ブラウン
カイル・ガルナー『エルム街の悪夢』
ジョン・グッドマン『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
メリッサ・レオ『ザ・ファイター』

<ストーリー>
田舎町に住む3人の高校生が監禁された先は、狂信的キリスト教団。性の乱れの象徴として処刑台に架けられた彼らをめぐり、協会を包囲した特殊部隊と狂信者との銃撃戦が始まる。


オフィシャル・サイト<“シッチェス映画祭”ファンタスティック・セレクション>(日本語)
コメント (10)
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