表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

台風の思い出

2011-07-19 18:04:47 | インポート

今日の広島でのタイガース戦が早々に中止が決まったようですね。台風の進路付近の皆様お気を付け下さい。明日は関東東北地方に接近。せっかく明日からウチの長男が修学旅行で山形方面をお邪魔するのに...せめて雨だけは降らないで欲しいものです。

そこで僕の台風の思い出をひとつ。

20年程前、ロバート・B・パーカーのスペンサー・シリーズの影響で独りボストンに行きました。シリーズに出てくる通りや建物、お店やホテルが見たかったんですが、最大の目的はフェンウェイ・パークでボストン・レッドソックスの試合を観戦するコト。しかも当時の大エース、ロジャー・クレメンスの投げる試合を観るのが夢でした。

あの頃はパソコンもインターネットもなく、大リーグの情報(日程や開催球場)は洋書(多分、向こうのベースボール・マガジンみたいなの)で仕入れ、ピッチャーのローテーションは毎日スポーツ紙をチェックして自分でデータをまとめた記憶があります。それでクレメンスがフェンウェイで投げる(であろう)日を確定させ、旅行行程を組みました。相手はどこでも良かったんです。このトキの相手はクリーブランド・インディアンズ。チケットの取り方が分からなかったんで、現地で買うつもりで渡米しました。

しかしボストンに着いた翌日、今日の西日本のような天気に...テレビ・ニュースでは、カリブ海に巨大な台風("ハリケーン・ボブ"って呼ばれてました)が接近中!拙い英語力を駆使してアナウンサーの話を聴いてみると何と「20年振りの大型台風がボストンを直撃!?」みたいなコト言ってます。

こちらはせっかく休みとって、わざわざ日本から来たのに、しかももう二度と来れないかも知れないのに(未だ二度目は行けてません)どうしてくれるんだよぉ~!!って感じでした。

こんなコトなら昨日のvs.カンザスシティ観ればよかった。当時、アメリカに帰ったばかりのクロマティが所属してて、翌日の新聞見たら確か出場していたんです。

結果的にハリケーン・ボブは丸一日ボストンに居座り、僕はズブ濡れになりながらもガラガラのクインシー・マーケットや水族館を意地で巡っていました(観光客の悲しい性ですね)。

次の日は台風一過で快晴!フェンウェイに行ったら、どうも昨日の中止分を今日に入れて、急遽ダブルヘッダーをやるらしい(今でもこうなんですかね?)。さすが広大な領土のアメリカ。危惧していたチケットも、前年のストライキの影響で野球人気が↓だったおかげで余裕でゲット。さらに俗に言うスライド登板でクレメンスのピッチングも見れたし、当時のメジャーリーグ屈指の安打製造機ウェイド・ボッグスも目の前で見れたし最高でした。ホットドッグは美味かったです。2試合目に誰が投げたのかは忘れましたが、試合が終わったのが確か夜中の2時近く。ここでもさすがアメリカ。ホテルまでの帰り道、怖かったです。

話が大分逸れたというか、全く脈絡なくて申し訳ありません。アメリカくんだりまで行って、数十年振りの大型台風の直撃を食らったおかげで、一週間足らずのボストン旅行がまるで昨日のコトのように思い返せる...。これが僕の"台風の思い出"です。

でもやっぱり"台風=思い出"は強引過ぎましたね(^_^.)それに、毎年のように台風の被害に遭われている地方の皆様すみませんでした<m(__)m>