表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

チャドウイック・マックイーン

2024-09-14 10:27:30 | 映画

スティーヴ・マックイーンは僕の人生の師匠です。

その師匠の息子、チャドウイック・マックイーンさんが亡くなりました。63歳。

https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88-%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%89-%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%89-%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%8C%E6%AD%BB%E5%8E%BB-%E4%BA%AB%E5%B9%B463%E6%AD%B3/vi-AA1qwLtY?ocid=socialshare#details#details

師匠の息子って言うことは僕の遠縁の兄貴みたいなものです。師匠のように映画界では全く活躍できなかったけど、唯一存在感を見せてくれた作品があります。

https://youtu.be/yTq2G8eilug?si=csUWkDV6ng1HMl1S

1985年公開のラルフ・マッチオ主演の『ベスト・キッド』。映画の立ち位置としては当時流行りの”ヤングアダルト・スター”だったラルフ主演の青春ものだけど、監督はジョン・G・アビルドゼンさん、音楽はビル・コンティさん。そう、『ロッキー』の名コンビです。そりゃ期待するなという方がおかしいでしょう。

当時のチラシのキャッチコピーは

『ロッキー』のアビルドゼン監督ー

いま、鮮やかに

青春のエキサイトメント!

何だかよく分からないコピーですが、全米では(1984年の)『ゴースト・バスターズ』『グレムリン』『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』に次ぐNO.4の大ヒット!

日本でも話題になってたし、実際「全世界のヤング達のハートを熱く刺激した」(チラシのコピーより引用)くらいだからめっちゃ面白い映画でした。

 

話が大きくズレてしまいましたね。この作品で主人公ダニエルをイジめるダッジ役(予告の後半にもチラっと出てきます)で登場するのがチャドさん。あまり出番はないし、全然上手じゃいないけど、師匠同様存在感はバツグンでした。

多分師匠も若い頃からカラテやっていたし、その影響でチャドさんもカラテの嗜みがあったのかな。

師匠を倍くらいにポッチャリさせた、いかにも”お坊ちゃんな不良”でした。さすがに師匠のような鋭さは全然ないけど、もし本気で役者やっていたらそこそこいけたんじゃないかなぁ。

その後しばらく音沙汰なかった(話題にすら上がらなかった)ところ、今から28年前のリアル・マッコイズのムック本にチャドが出ているじゃないですか!!

その頃マッコイズのラインナップにあった”リアル・マックイーン”シリーズ。『大脱走』や『拳銃無宿』などの人気作品のレプリカ・ウエア等を出していて、その中の一つが師匠の遺作『ハンター』で、ラルフ”パパ”ソーソンが着ていたMA-1のマッコイズ・バージョンを羽織っている写真が一枚載っているんです!これには狂喜乱舞しましたよ。チャドは劇中で師匠が着ていたMA-1を大切に持っていたそう。もしまだ持っていたら譲ってくれないかなぁ。兄弟のよしみで(笑)

その後また音信不通になり、久しぶりに名前を目にしたと思ったらご逝去のニュース。

 

アニキ、悲しいよ。

天国の師匠に宜しくね。